(C) 1998 HEPAFIL
犬にとって「芸術」とは何ですか?:
ある日僕は、「現実」について知ろうとして「芸術」に出会った。
そして僕は、「芸術」の中で「現実」と向き合った。
・・・どうだい。すごく芸術的だろ?
訳わかんないけど。
(C) 1998 HEPAFIL
恋人はいないの?:
そりゃあいるさ。
愛のない人生なんて、ゴミが入っていないゴミ箱みたいなものだもの。
つまり、あっても無駄って言いたいわけなんだ。
ゆっとくけど、僕の人生がゴミ箱みたいってわけじゃないし、恋人がゴミって訳じゃないんだ。
もちろんその逆でもないけど。
僕ね、恋人いるけどね、デートしたことはないよ。
だって僕のこと見ると、すぐ咬みつこうとするんだもの。
でもなぜ咬みつこうとするのかな?
愛情の表現っていうのは、いつも犬それぞれってことなのかな。
僕の場合、愛は”寛容”さ。
(C) 1998 HEPAFIL:
良心についてどう思いますか?:
まさか僕に良心あるかないかなんて話題じゃないよね。
もしそうだったら、僕は君の良心を疑うな。
僕の良心がいつ頃から僕の心に芽生えたのかってことは、僕にはわからない。
ある日テーブルの上に乗っていた「おいもの天ぷら」を、
思わず食べてしまったときかもしれないし、
それを隠そうとして、お皿を落として割ってしまったときかもしれない。
でもその時から、僕にとって、
「おいもの天ぷら」は「良心の芽生え」を感じさせる何かになった。
僕は今でも、「良心の芽生え」が大好きだ。
(C) 1998 HEPAFIL
流れている曲は「遠くに見える道」です。