「、、、信じらんない、普通こういうことする?。」
 雫ちゃんがあきれるのももっともだ、、
 俺もまさかこうなるとは、、、。

 俺の式神は確かに忠実に役割を果たした、、。
 「やっぱり、使うものの人間性が出るのね、
 大雑把だったらありゃしない。」
 ため息混じりの美神の声、他の者は声も無い、、。

 他の花見客から場所を強奪した俺の式神は、その過程において
 実力行使をなしたらしい、、。
 場所は確保してあった、邪魔な人もいない、そして、、、。
 多分かなり大立ち回りをしたらしいその跡には、、
 すっかり丸裸になった桜の木々だけが残っていた、、。