「うん、ちょっと和修吉龍王殿と辺境のほうまで偵察がてら
  狩りをしてきた。」
 「狩りとな?」
 まさか、男二人で女子狩りでもしていたのではないだろうな?!
 「ヴロ−チャナが壊れてから辺境の境には魔獣が頻繁に出ていると
  聞いたのでな、2人で狩って来た。
  中には手強い物もいてなかなか面白かったぞ♪」
 なんじゃ、魔獣狩りか、、、。
 安堵と共にそれならなぜわしを連れてゆかなんだのじゃと
 腹が立ってきた。
 「なぜ、わしを誘わん?わしの方がそなたらより強いぞ!」
 「馬鹿言え、こういうのは男のやることだ。」
 撲!★
 「った〜!、金翅!いきなりなにを!」
 「ほらみろ、わしの方が強いじゃろうが!」
 「あのなぁ、、。」
 やれやれ、と綺羅がため息をつく。
 「中には結構やばい魔獣もいるんだぞ、怪我でもしたらどうするんだ、、。」
 「あほう!わしは不死鳥ぞ?お前等よりよほど安全じゃわ!」
 「ったく、うちの奥方は、、、
  解かったよ、今度はお前も連れてゆくよ。」
 「そうじゃ、それでよい。」

 龍はどうだか知らぬが迦楼羅は比翼のつがい
 片時も離れぬものじゃ、、、
 共に寄り添い共にいつまでも、、、。