始 め に

 ステルビオ/ガビア は、御存知のように1980年代後半の日産車、レパード・アルティマ・ツインカム・ターボをドナー・シャシとして開発されました。
 従って、パワーユニット,ドライブトレイン,電装関係などの主な部分の殆ど全てが日産製及びその関連企業の部品によって構成されています。

 すなわち、ステルビオ/ガビア の機械的弱点及び電子装備関係のトラブルはごく一部を除いて、ドナー車であるレパード固有の弱点がそのまま発生すると考えて良いと考えられます。

 上記の部分におけるトラブルに関しては日産系ディーラーにメンテナンスをお願いすることが一番ですが、困ったことに当の日産ディーラーでもステルビオ/ガビアの存在を知らない所が多く、出来るだけ早期に主治医となるディーラーを確保しておく事が大切でしょう。

 では、それ以外、すなわちザガートによって作られたエクステリア,インテリア,及び一部の電装品,ライトカバー類に関してはどうかというと、残念なことにこちらの方が弱点というか問題点が多いと考えられます。
 しかも、ここの部分に関しては日産ディーラーを頼っても余り期待は出来ないので、この手のクルマを専門に扱うショップ等との関係を持つ必要が有ります。

 詳しくは後述しますが、突発的な事故等による負担は半端ではないので車両保険への加入は維持していく上で必要不可欠でしょう。

 それでは、それぞれの部分の問題点及び弱点と、その対応策を簡単にまとめておきます。

 但し、生産されてまだ10年程度しか経っておらず、しかも、殆どの車両が日常に運行されていない事から走行距離も少なく、まだ本格的な車両固有のトラブルや経年劣化が顕著に発生していない事が予想されます。
 従って、機械部分と電装関連に関しては実際はレパードに発生している事例を参照して構成していく事とします。