1/100バンダイMGシリーズ
MS−06ザクF2
俗に言う「ファーストガンダム」系。
特にモビルスーツ・ザクに対するあまりに強烈な思い入れ故に、これまでMG(マスターグレード)には手を出さなかったのですが、遂に意を決して製作しました。
でも、F型では危険過ぎるので、非ファースト物のF2型ザクでお茶を濁します。
初期のMGは、けっこう仕上げに手間が掛かるとの噂を聞いていましたが、今回作ったF2ザクは比較的最近のキットですので、とんでもなく簡単に作ることができます。
内部フレームを作る苦行さえ乗り切ってしまえば、あとは外装をサクサク取り付けて、はい完成。というお手軽キットな上に、恐ろしく可動範囲が広く、実際、フレームを組んでいる最中ですら可動させて遊んでしまう程のもの凄さ。(でも、装甲付けると、途端に可動範囲が狭くなる)
で、本当に簡単に半完成させたものの、なんか自分のイメージするF2ザクとは佇まいが違います。
1/100というスケール表示がある以上は、足やら腰やらを切り詰めたり延長したりするスケール無視のガンプラモデラー的な手段を使う気は毛頭有りませんが、どうにかして自分のイメージ通りのザクに仕上げたい。
そういう訳で、結局、改造することになります(笑)
今回は改造点を逐一解説しませんが、素組のキットと見較べてみると改造箇所がよくわかると思います。
主な改造箇所は、胸部形状の修正,右肩シールドの大型化,スカート部の可動分割の変更と延長等です。
あとは、お大尽モデリングの一環として、各エネルギーパイプをマックスファクトリーの真鍮製に、左肩アーマーの「トゲ」やらリベットなんかも真鍮製に交換。
ウェーブの汎用エッチングパーツやらインジェクションパーツやらを適材適所に使用。
手首とザクマシンガンは、B−クラブのレジン製オプションパーツに交換。
それ以外の改造パーツは、プラ板で自作したのやらジャンクパーツやらを利用して・・・
まずは、カトキっぽいパーツ分割線はうっとおしいのでパテ埋め。
各装甲のテクスチャー再現はミリタリーモデルの定番方法から。
舞台設定は、1年戦争終了後の地球でジオン残党によってゲリラ戦で使用され、補給もままならない環境でかなり損耗しつつも、現地改修でどうにか稼働しているっぽいザクを目指して作ってみました。
当初は砂漠戦を意識してデザートカラーで塗ろうかとも思いましたが、さんざん迷って、結局は純正のザクカラー(F2カラーでは有りません)での塗装となりました。
汚し塗装もAFVと同じ方法を使い、エナメル塗料での軽いウォッシングの後、油絵の具でのフィルタリングを行い、最後に軽〜くドライブラシを施しました。
なお、シールドの表面やら機体外装のあちこちに付いている謎のパーツはAFVによくある「用途不明のブラケット」です。(笑)
また、脚部バーニアの保護カバーや頭部のアップリケアーマー等はエポパテでの造形です。
三次曲線が多いザクの表面にぴったりと合う形にするには、へたにプラ板で再現を試みるよりエポパテで概ねの形を作ってからサンドペーパー等で整形した方が表面に馴染みやすいようです。
左足の一部パネルが色違いなのは、被弾してそのパネルのみ交換したものの、潤沢な補給と整備が期待出来ない状況で、適当に塗装が施された後にソレが剥げ落ちたまま運用されているというウソ設定です。
被弾跡や軽いダメージ表現はリューターとパテで作りましたが、ガンプラは被弾させると受けが悪いそうです。
まぁ、ガンプラモデラーに褒められたいとは思っていませんが(汗)