2004年11月21日(日) 09:30 - 10:30, 第2会議室 ワークショップH 造船とアスベスト 座長:三浦溥太郎、クラウディオ・ビアンチ 春田明郎、名取雄司 横須賀中央診療所[日本] 当診療所を14年間に受診したA造船所退職者男性519名について、胸部レントゲン所見では、66名(12.7%)に第1型以上の粒状影を認め、第1型以上の不整形陰影はほぼ全ての職種の496名(95.6%)に認められた。また320名(61.7%)に石綿による胸膜病変が認められた。観察期間以後の受診者についても、不整形陰影が多くの者に認められる傾向が続いている。 また、じん肺管理区分2以上に決定を受けた者が118名(22.7%)あり、42名(8.1%)が合併症あるいは管理4であるため労災認定を受けていた。21名(4.0%)が肺癌・胸膜中皮腫・呼吸不全により死亡した。 |