2004年11月20日(土) 11:10 - 12:30, 第2会議室 ワークショップD アスベスト訴訟 座長:古川武志、バリー・キャッスルマン 遠藤直哉 弁護士、桐蔭横浜大学法学部[日本] 報告者は、1983年に米国におけるジョンズ・マンビル社を中心とする大量のアスベスト訴訟の実態を調査し、1984年日本で社会科学系では初めて、米国においてアスベスト訴訟が歴史上最大のPL訴訟となっている実態を報告し、これを元に日本においても将来大きな被害が発生するとの警告を発表した(ワシントン州立大学ロースクール修士論文「米国のアスベスト集団訴訟と日本における予測」、労災職業病管理「アスベスト」215頁総合労働研究所発行・初版1984年・改訂版1992年)。 1982年、米国ではジョンズ・マンビル社は、米国倒産法の申請をした。米国の被害者弁護団が来日し、ジョーンズ・マンビル社に対する補償請求を行うよう依頼された。 そこで、1990年以降、報告者と弁護士森田明らは日本全国の被害者約50名の代理人となり、米国弁護士事務所を通じ、申請を行った。残念ながら下記の通り申請が認められたに止まった。 合計9名 総額 1万9866ドル |