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ワークショップB
2004年11月19日(金)
17:45 - 19:30, 第2会議室
ワークショップB
建設とアスベスト
座長:外山尚紀、アンダース・エングルンド

アスベスト・セメント(AC)屋根材の表面及びアスベスト飛散リスクのアセスメント
ジェルジー・ディクゼック
クラクフ鉱山・冶金工科大学建材工学部[ポーランド]


 アスベスト・セメント屋根板材の多くの試料が、小さな村、異なる町、及び産業中心地の建物の屋根から採取された。試料の表面は、走査型電子顕微鏡で観察された。表面の腐蝕は、大気汚染に依存し、産業中心地のアスベスト・セメント屋根板材がより早く腐蝕し、いくつかの小さな町のアスベスト屋根材が最も腐蝕が少なかった。この観察結果は、アスベスト・セメント板の破損は、アスベスト繊維を飛散する深刻なリスクをもたらし、破損したアスベスト・セメント板の新たな表面には多数のアスベスト繊維突き出しており、部分的に損傷や機械的影響があれば吸入可能性のある繊維を生成する可能性があることを示している。