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ワークショップA
2004年11月19日(金)
14:30 - 16:00, 第2会議室
ワークショップA
アジア・ネットワーク: 目標と行動
座長: 古谷杉郎、ツシャ・カンジョシ

アジア労働者安全衛生環境研究所(OHSEI)とアスベスト
ジェスファー・クリステンセン
アジア労働者安全衛生環境研究所(OHSEI)[タイ][不参加]


 アジア労働者安全衛生環境研究所(OHSEI)は、2000年2月に設立され、バンコクを拠点としている。OHSEIは、アジアにおける国際労働組合のための労働安全衛生と環境に関する機関である。

加入団体
・国際自由労連アジア・太平洋地域組織
・教育インターナショナル
・国際建設木産労連
・国際金属労連
・国際繊維被服皮革労連
・国際公務労連
・ユニオン・ネットワーク・インターナショナル

使命
・アジア全体の労働者の労働条件を改善すること
・環境にやさしい持続可能な産業を促進すること

主な活動
・アジア全体の労働安全衛生に関する訓練と調査研究
・地域における労働組合、研究者、NGO のための、年一度のテーマを決めた会議の開催
・ウェブサイト(http://www.Ohseinstitute.org)での知識の普及とニュースレターの発行
・労働安全衛生と環境のための活動の支えとなる活発なネットワークの開発と維持
・資金調達

OHSEI とアスベスト
労働安全衛生と環境に関する国際労働組合の機関として、OHSEI は労働組合に、アスベストをどのように取り扱うかについて指導する重要な役割を担っている。OHSEIとしては、指摘しなければならない二つの問題がある。それは、組合がどのようにしてアスベスト禁止のために結集して闘っていくことができるのかということ、そして、労働者がアスベストを安全に扱うための作業訓練を受けていることを、組合がいかにして確認することができるのかという二つの問題である。

OHSEI は次のことに努める
・アジアにおける様々な労働組合のアスベスト禁止のための取り組みを調査し、その結果をOHSEI のウェブサイトに掲載すること
・成功したキャンペーンについてのカタログを製作すること
・アスベスト取り扱う際の安全な作業のための技術情報を提供すること
・訓練プログラムと作業マニュアルを作成すること
・労働者に作業に伴うリスクと危険性についての情報を提供するためのキャンペーンをどのように実施するかという点について、組合に向けたガイドラインを作成すること