2004年11月19日(金)12:30 - 18:30, 第3会議室(16:00-17:00 質疑応答時間) 2004年11月20日(土)09:30 - 18:30, 第3会議室(16:00-17:00 質疑応答時間) 2004年11月21日(日)09:30 - 12:30, 第3会議室 ポスター・セッション クラウディオ・ビアンチ、トマソ・ビアンチ イタリア対がん協会・環境がん研究センター、モンファルコーネ[イタリア] アスベストは造船で広く使用されてきており、船の中でアスベストが使用されていない場所を見つけるのは難しいほどであった。アスベストのすべての種類が使用されてきたが、その中には一般的に最も危険であると考えられているクロシドライトも含まれる。船舶解撤は、適切な防護措置がとられない場合には、重度のアスベスト曝露の原因となる。船舶の解撤はこの20年間でアジアのいくつかの国々に集中してきている。現在、世界の船舶解撤のうち約90%がバングラディッシュ、インドおよびパキスタンで行われている。最も重要な船舶解撤現場はインドのグジャラート州の海岸にあるアランにある1。ブラジルの写真家(Sebastiāo Salgado セバスチャン・サルガド? 訳注:文字化け確認中)によって1989年にバングラディッシュで撮られた一連の印象的な写真はこれらの作業場現場の深刻な状況を説明している。これらの国々で実施された調査研究によれば、船舶解撤作業に従事する人々はその作業の危険性について知らされていない2。解撤技術は原始的で防護措置はほとんどなされていない。近隣の村まで環境汚染していることがパキスタンで報告されている3。問題は中央アジアの国々に限られたことではない。地中海地域で重要な船舶解撤場所はトルコの西海岸にあるアリアガ(Aliaga)であり、盛んに行われている。船舶解撤における緊急事態に立ち向かうために国際的な連携が必要である。 1ランゲウィシェ W 無法の海 (Langewiesche W. The Outlaw Sea. North Point Press, New York, 2004) 2A.R.チャウドリー・レポン バングラディッシュの船舶解撤ビジネスにおけるアスベスト 世界アスベスト東京会議 2004年11月19〜20日(GAC 2004 Tokyo 全体会議セッション2) 3ノア・ジーハン他 女性の健康と環境曝露:パキスタン・ノースウエストフロンティア州マルダン地区サリ・キリにおける中古船舶からのアスベスト・リスク 世界アスベスト東京会議 2004年11月19〜20日(GAC 2004 TokyoワークショップE) |