2004年11月21日(日) 10:40 - 13:00, 井深大記念ホール 全体会議セッション7 アスベスト・リスクのない世界:明日への戦略 座長:天明佳臣、バリー・キャッスルマン レ・バンティン、グェン・ザコン、グェン・ティンフォン 国立労働保護研究所[ベトナム] 本論文は、ベトナムにおける過去10年間のアスベストの代替物質のための実験とその発見及び非アスベスト繊維セメント屋根材の製造のための技術研究の過程を紹介する。それは、より軽い成分を製造するために、そして日本や中国から導入した湿式成形技術により、最適な材料配合割合をもったPVAセメント屋根材製造における技術プロセスを確立するために、セメント、ポリマー、無機、有機繊維などを結びつけた物質を用いながら、ベトナムで入手可能なジュート、ココナツ、バガス(訳注:サトウキビの絞りかす)などの植物繊維を用いることからはじめられた。 結論として、本論文では、ベトナムにおいて将来、アスベストセメント屋根材の代替品となるPVAセメント屋根材の製造のためのいくつかを提案をする。 |