2004年11月21日(日) 10:40 - 13:00, 井深大記念ホール 全体会議セッション7 アスベスト・リスクのない世界:明日への戦略 座長:天明佳臣、バリー・キャッスルマン アーサー・フランク ドレクセル大学公衆衛生学[アメリカ] 中国は、アスベストの主要な生産国であり消費国であり続けている。アスベストの採掘に加えて、様々なアスベスト製品を製造し続けており、それらの多くは世界中に輸出されている。多くの女性を含む住民に与えるアスベストの影響調査など、いくつかの重要な調査研究に取り組むべき機会が訪れている。使用されているほとんどのアスベストはクリソタイルであり、ファイバー・タイプの問題もある。また、潜在的に労働者に影響を与える労働現場に集積されてきた中国の医療体制と健康管理の現状から、調査の実施にはかなりの困難も存在している。それにもかかわらず、健康問題に関するデータは蓄積されてきており、それらを紹介する。アメリカと中国の研究者たちの共同作業によりこのことが可能となった。このような共同作業がどのように実施されたのかについても検証する。公衆衛生機関及び労働者に対する教育の役割についても議論する。 |