2004年11月20日(土) 09:30 - 12:30, 井深大記念ホール 全体会議セッション4 医学的側面:アスベスト関連疾患の診断・治療等 4-B:アスベスト関連疾患の診断及び治療 座長:ブルース・ロビンソン、中野孝司 日下幸則、菅沼成文 福井大学医学部国際社会医学講座環境保健学領域[日本] ILO2000年版国際塵肺レントゲン写真分類は、新たに悪性胸膜中皮腫瘍を表すシンボルも加え、登場した。なおかつ、決定的なことは、び慢性か局在性かの、胸膜肥厚の基準が改定され、その文章表現、標準フィルムそのものも、差し替えられたことである。従って、これらの改正点が、増加する悪性胸膜中皮腫の診断、検出、描出に、役立っていることを実証する必要がある。我々は、付加シンボルのひとつである、悪性胸膜中皮腫の標準フィルム候補を、幾つかの症例から選び出した。そして、それが教育、訓練により、タイ、ベトナム、インド、日本の放射線科医、呼吸器科医に、それと認識されるかを調べたので、その結果を報告する。 |