Navi Diary Message Server

ようこそ

Navi Diary Message Serverは、Navi Diary AddresserとNavi Diary Bookshelfの間で、位置記録の受け渡しをするためのソフトウェアです。

Navi Diary Message Serverの使用条件の詳細に関しては、権利詳細・再配布規定をご参照ください。

Navi Diary Message Serverの設置には、CGIに関する知識が必要です。不十分な設定を行うと、パスワードや位置情報が第三者に漏れる危険性があります。十分ご注意ください。

できること

Navi Diary Message Server には、次のような機能があります。

• アカウント別の位置記録の管理
• 位置記録にアクセスするためのユーザー認証
• Navi Diary Addresser からの位置記録の受信
• Navi Diary Bookshelf への位置記録の送信

できないこと

Navi Diary Message Server に、次のような機能はありません。

• アカウントの設定 (手作業か、他のCGIで設定ファイルを書き換える必要があります)

動作環境

• perlによるCGIの利用できるHTTPサーバー
• perlのDigest::MD5モジュール、もしくはDigest::Perl::MD5モジュール

ディレクトリ構成

yourhome/ 以下が、HTTPサーバーに設置すべきファイルとなっています。以下にそれぞれのファイルの説明を挙げます。なお、ディレクトリの構成は、ndpop.cgiを書き換えることで変更できます。public_htmlと並列してディレクトリを作成できない場合は、それらをcgi-bin以下に作成するなどしてください。

• yourhome/

  ここがホームディレクトリです。

  • lock/

    CGIに対して必要なアクセス権: 読み込み 書き込み 実行

    このディレクトリの下にロック用のファイルが、CGIの実行時に作成されたり削除されたりします。

  • log/

    CGIに対して必要なアクセス権: 読み込み 実行

    このディレクトリの下にはログファイルが格納されています。

    • ndpop-log

      CGIに対して必要なアクセス権: 書き込み

      このファイルには、CGIへのアクセスログが追記されていきます。

  • navidiary/

    CGIに対して必要なアクセス権: 読み込み 実行

    このディレクトリ以下に、メッセージサーバーのアカウントの情報が格納されます。

    • session

      CGIに対して必要なアクセス権: 読み込み 書き込み

      このファイルから、現在ログオンされているアカウントに関するセッション情報を、CGIが読み込んだり書き込んだりします。

    • users

      CGIに対して必要なアクセス権: 読み込み

      このファイルから、CGIが、アカウントの情報を読み込みます。

      このファイルに、あらかじめアカウントの設定を書き込んでおいてください。

    • yourname/

      CGIに対して必要なアクセス権: 読み込み

      このディレクトリに、各アカウントのメッセージを格納します。ディレクトリ名はアカウント名と同じとなります。

      このディレクトリを、各アカウントごとに作成しておいてください。

      • message

        CGIに対して必要なアクセス権: 読み込み 書き込み

        このファイルから、CGIがメッセージを読み込んだり書き込んだりします。

  • public_html/

    このディレクトリより下が、HTTPサーバーで公開されるページとなります。

    • cgi-bin/

      このディレクトリが、CGIを格納するディレクトリです。

      • ndpop.cgi

        このファイルが、メッセージサーバーの本体です。

アカウントの設定

アカウントの設定は yourhome/navidiary/users に記述します。以下に記述例を示します。

# [username]:[digestpassword]:[basicpassword]:[directory(from cgi)]
junichiro:jimin:jm:../../navidiary/junichiro/
yukio:minshu:ms:../../navidiary/yukio/

ファイルは複数の行を含み、各行が1つのアカウントを表します。各行はコロン(:)で区切った項目からなります。先頭がシャープ(#)である行は、コメントとして無視されます。

1. 第1の項目には、ユーザー名を記述します。アルファベットおよび数字[A-Za-z0-9]で構成してください。
2. 第2の項目には、ダイジェストパスワードを記述します。アルファベットおよび数字[A-Za-z0-9]で構成してください。
3. 第3の項目には、基本パスワードを記述します。アルファベットおよび数字[A-Za-z0-9]で構成してください。
4. 第4の項目には、CGIの実行ディレクトリから見た、アカウントのディレクトリを記述します。相対パスでも絶対パスでもかまいません。末尾はスラッシュ(/)でなければなりません。

各アカウントに対してディレクトリを作成する必要があります。yourhome/navidiary/yourname/ 以下と同様に、ディレクトリとファイルを設定してください。

ダイジェスト生成について

ndpop.cgiは、ダイジェスト認証のためのダイジェストの生成のためにDigest::MD5モジュール、もしくはDigest::Perl::MD5モジュールを利用します。

サーバーにこれらのモジュールが用意されていない場合はインストールする必要があります。ただし、一般的なレンタルサーバーのユーザーは、ネイティブコードを利用しているDigest::MD5モジュールをインストールする権限を持っていない場合が多いので、その場合は、perlのコードのみで構成されるDigest::Perl::MD5モジュールをインストールしてください。

Digest::Perl::MD5モジュールはhttp://www.cpan.org/modules/などで入手できます。入手したアーカイブに含まれるMD5.pmを、~/public_html/cgi-bin/lib/Digest/Perl/ ディレクトリなどにコピーし、ndpop.cgiの冒頭で、@INCを適切に設定してください。

更新履歴

Version 1.0.1 (2002/7/24)

md5sumコマンドの利用を廃止。

Digest::Perl::MD5モジュールを利用できるように変更。

Version 1.0 (2002/3/9)

初版。

権利詳細・再配布規定

Navi Diary Message Server (ナビダイアリメッセージサーバー)は、作者であるふわふわが著作権を有するソフトウェアです。

このソフトウェアの使用に際しては、以下の点にご注意ください。

• このソフトウェアを使用した結果生じた、いかなる損害に対しても、作者は一切責任を負いません。
• このソフトウェアに欠陥があったとしても、作者は欠陥を修正する義務を負いません。
• 商利用の際は、必ず事前に、作者から許諾を得てください。対価を要求する場合もあります。

このソフトウェアの不特定多数への再配布および転載に際しては、以下の点にご注意ください。

• 必ず事前に、作者から許諾を得てください。
• 雑誌・書籍・CD-ROMなどでの配布にあたっては、掲載誌の１部送付をお願いしています。
• インターネットやパソコン通信などオンライン上への転載は原則としてできません。
  (このソフトウェアの紹介を禁止するものではありません。)

なお、このソフトウェアを機能させるために、複製できない状態で、不特定多数がアクセスできるサーバーに設置することは、再配布および転載とは見なしません。

連絡先

ホームページ

http://www.aq.wakwak.com/~nishida/

メールアドレス

fuwafuwa@mcn.ne.jp