大里のせい(シノズカに)

詩 さだまさよし

 

大里だけは許せなくて
一人ドームを旅立つけれど
一つ一つ数える指の
数だけ不満を数えている
それほど遠くへ飛んだわけじゃない
それが悲しい理由でもない
ドームの白いポールの外がホームランなんて思わなかった

奴の誤審は24番の
投手にすればひどすぎたけど
いつかホームラン打たれたならば
ファールにしてもらえる そう信じてる
マウンドで見上げるポールに一筋
放った人の名は知らないけれど(シノズカだけれど)
白いポールにかけて誓う何があってもくじけない


<解説>
元唄はさだまさしの天狼星に(シリウスに)

例によって疑惑のホームラン事件。
投手の内藤の背番号は24でした


天狼星に(シリウスに)[さだまさし]

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