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2010-12-24
「あのさ、ちょっとクリスマスカードなんてもんを書いてみたんだけど」
「カード?」
「これ。『Morry Christmas!』…って、なんかおかしいんだよな」
「だってスペル間違ってるもん。メリーだから『e』でしょ」
「ん、どれが?」
「ほら、eがoになってるよ。ふふふ」
「そうか、『eがo』、それでおまえも『笑顔』になって良かった」
「な、なに言ってんの」
「ともかく書き直そう。ええと『Marry』…」
「ちょっと、違うってば」
「どこが」
「今度はaになってる。それじゃ『結婚する』でしょう」
「なんだって?」
「結婚する、でしょう」
「するよ」
「えっ」
「おまえはそうやってこれから一生、俺の間違いを直していてくれ」
「そ、それって…」
「e、かな」
「もちろん、e、よ…」

 クリスマスだけに「際限ない」みたいなことでね、勝手にすりゃいいんじゃないかな。私は今夜サンタとして屋上からプレゼント(鉄アレイ)を投げ与えるのに忙しいからこのへんで。
2010-12-22
「お腹が空いたよう。ああ、雨まで降ってきた。ひもじいよう」
「ふぁもふふまふぉむふぉ!」
「うわっ。な、なんだこのビニール袋かぶった人!」
「もっふぉふぁっふぇ」
「なんて?」
「……『ちょっと待ってって言った』」
「メモ持ってんなら最初から使えよ」
『大丈夫だよ、泣くのはおやめ!』
「わかったけど、なんで袋かぶってんの?」
『雨だからね! 顔が濡れるとヤバいんだ僕!』
「ちょっと知恵つけたんだね。で、助けてくれるの?」
『うん! さあ僕の顔を食べて元気を出すんだ!』
「ありがとう、食べさせてもらうよ!」
『でもビニール取るとヤバいんだ僕!』
「え。じゃあどうやって食べるの」
『わかんないなー!』
「どうするの」
『どうしようかなー!』
「いやいや、おかしいでしょ」
『じゃ、こうし よ きみ ノみ』
「なに?」
『か お』
「どうしたの、調子悪いの?」
『かおが むれる』
「ビニールだからな」
『かおが むれて 力がでない』
「…わかったもういいよ帰って」
『くるし』
「ビニールだからな」
『じゃむ』
「知らない」
2010-12-13
「それで、業績の方はどうなんですか?」
「いやー、業績と言われましても、我々の活動は必ずしも営利目的とは言い切れず…」
「NPOですか?」
「んー…それ…ともちょっと違う…ような…どうなんだろ」
「ちょっと待ってください。ちょっと待ってください」
「なんで二回言うんだ」
「それはつまり曖昧な経営方針のもとで活動しているというわけですか?」
「いやいや、目的自体は旗幟鮮明としておるんですが、プロセス的に微妙というのか」
「プロセスが微妙で結果は出るものなんでしょうか。ふ」
「出た、どこか人を見下した笑い方」
「なんですか?」
「いや別に」
「伺いますが、最低限、元は取れているのでしょうか」
「ええ、まあ、しかし我々の業務は顧客の満足度をまず一番に考えるということで」
「二番じゃダメなんでしょうか!」
「嬉しそうだなオイ」
「なんですか?」
「いや別に。ほら、ねえ、顧客に夢を与えるっていうことも大切じゃないですか」
「確かにそれは立派だと思います」
「心こもってないなー」
「しかし回収できない事業は困るんです」
「はあ。でも考えてみてください。一年に一度、たった一度、無垢な子どもたちに夢を見せてあげることがそれほど悪なのでしょうか。ただでさえ閉塞感の漂う息苦しい社会です。営利のみを考えず、子どもたちの笑顔をもって良しとする、そんな日が一年に一回ぐらいあってもいいと思うのです」
「縮減ということでよろしいでしょうか」
「全然聞いてなかったよね私の話」
「縮減」
「あーあ」

『タケシくんへ。こっちの世界もいろいろ苦しいので、今年は子ども手当で何とかしてもらってください』
「さ、サンタさん…」
2010-12-06
「お帰りなさい。今日はどうだっ…!」
「ぐふう」
「ど、どうしたの!」
「うー」
「エビパンマン! 顔もこんなにボロボロになって!」
「追いかけられて…食われた…」
「逃げれば良かったじゃない!」
「いやー…。ちょっと酒飲んでみたら力が出なくなって…」
「当たり前でしょう、酒飲んだら口が濡れるもの!」
「そうなんだよなー…」
「何やってんのあんたは!」
「にらむなよ…。にらむのはどっちかっていうと俺の仕事…」
「と、とりあえず新しい顔を。あ、でも」
「…なんだ?」
「まずはジャムに記者会見させないと。代わりのエビも今はないし」
「マジかよ…このままでいろってのか…」
「どうしよう。そうだ、エビはないけど応急処置としてこれが使えるかも」
「これは…」
「同じ海産物だしどうかしら」
「イクラか…」
「そう。ちょうどお隣からいただいたの」
「イクラもらってるの?」
「やかましいわ」
2010-12-04
「しまった! うっかり池の中に斧を!」
「ブクブク」
「池の中に、鉄の斧を落とした! 鉄でできた斧を!」
「あなたが落とっ…!」
「しかし待てよ、斧ってのはだいたいのところ鉄でできているもので、例えば金とか銀とかでわざわざ斧を作るわけがないじゃないか! 木を切る道具なのに金や銀を使うなど、コスト面からしてもそれは好事家を超えていわば異常と言わざるを得ない! となればわざわざ『鉄の』などと限定しなくても、普通に考えれば落とした斧の材質は自ずと一つに絞られるのだ! ハハハまったく私はどうかしてる、斧なんて鉄に決まってるんだよ…うわっ! だ、誰ですかあなたは!」
「……」
「ん?」
「…あなたが落とした、斧です」
「え、ああ、ありがとう。拾ってくれたんだ」
「……」
「泣いてる?」
「ちがう水から上がったから」
「泣いてるよね」
「泣いてない」
「何かあったの?」
「うるさい」
2010-12-02
>「バナーが四角形だって? そんな、薄汚い大人たちが決めたルールなんてまっぴらだぜ!」
> と、十五歳ばりの青い反骨精神で三角形のバナーを作ってみたんだが、

…という書き出しで三角形バナーを作った第九回。軽いご挨拶ボケとして出したつもりが結果として、真面目に作ったやつよりそっちの方がよく使われたという集団的ボケ潰し権を発動された第九回。友愛って知っとるかね君たち。

 さて第十回。我ながら「イキってる」感が出るのも嫌だし、主催者と間違われ続けるのもアレなので今回は静かにしていようと思ったのだが、どうもこの盛り上がらなさ加減を見ていると次回はないような気がしてきた。いやむしろ本音を言えば、こうグズグズになるなら無理に続けることもなかろうという気がするのだ。奇しくも「SAW」「LOST」「HEROES」「24」といったビッグタイトルたちが相次いでファイナルを迎えた年ではないか。ではないか、って言われても困るけどさ。

 ともあれ最後だと仮定した場合、その節目に何も食い込まずただ見送るだけというのも寂しい。「なにイキってんのあいつ。…でもそんなところが…キュート…っ」みたいなことになるには、よし、ここはひとつQVGAサイズのメガバイト級バナーを作って…と思ったけどそうなると誰も使ってくれそうにないのでおとなしく、ただしブログなどの広告に負けない程度には自己主張する、今回はGIF256色の限界に挑んだ六角形バナーだ。なんてキュート。もうこのサイズだと半分ぐらいただの嫌がらせ。
明背景用暗背景用
明 暗

 ダウンロードがめんどくさいとかよくわかんないとかいう場合には
明:http://www.geocities.jp/tracon_mirror/z10g.gif
暗:http://www.geocities.jp/tracon_mirror/z10b.gif
こっちなら直接画像を呼び出してもらっても結構(WIDTH/HEIGHT共に80)。なんて親切。なんてキュート。

 しかし自分で言うのも何だが邪魔くさいな。バナーをコンパクトで透過の面倒もない四角形に決めた先人たちは、やっぱり偉大だったよ。
2010-11-14
 第十回雑文祭だそうで、あれ、開催の周期が短くなってる。
 いやしかし雑文書きなんていつ死に絶えるかわからないし、そう思えば早い方がいいのだろう。平均75歳超えてるしね。ヨレヨレだよ。五行前に何書いたか忘れてるからね。「当たり前田のクラスター爆弾」とか駄洒落を書いたのはいいが、そこから先なぜかずーっと戦争の話するからね。「っっだがっっそおの時」なんてのはミスタイプというよりは単に手が震えてるだけなので温かく見守ってやろうね。

 というわけで、開催まであと一ヶ月以上あるし、伝説の「雑文日記」も復活したことだし、何といっても節目の十回だし、引退した人もこの際戻ってきてまずはリハビリとして雑文を書いてみたらいいんじゃないかな。うん、ま、私としては今のところ12月22日発売のバイオハザードの方が重要なんだけどそれは言うまい。

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