2012東北、紅葉山山行
秋田、森吉山登頂
赤水渓谷、トウド渓谷(桃洞滝)&中ノ又谷(安の滝)探勝遡行の旅
2012年10/18〜20日  同行者:NM,WT&Bergen
記録
 
今回は、久し振りの東北の山登りです。
昨年、SHさんの遭難を追悼したアンナプルナトレッキングの報告会を兼ねて、山岳部OB会が開かれました。

その際、定年を機に愛媛から仙台に帰られたNM先生のお誘いで、本年のGWに東北の山旅が計画されました。
しかし、NM先生の膝の負傷により、秋まで延期になったのでした。

参加メンバーは僅かでしたが、NM先生の御計らいにより(滅多に行く機会のないだろう!?)、北秋田の名峰、森吉山の名渓、名瀑を巡る旅になりました。
年を経るたびに山行機会が減っております。
此れからも、色々な課題の山に再挑戦です。

赤水渓谷の紅葉
10月18日(木):仙台から盛岡、阿仁を経て小又沢、杣温泉

9:30仙台空港出発ー13:00田沢湖ー15:00杣温泉(宿泊)

さて、5月の連休の予定が延びに延び、いよいよ待ちに待った北秋田、森吉山の美渓の遡行です。

WT先生はJALで、BergenはANAで、相次いで仙台空港に到着します。さて、杣温泉までは如何でしたか?

朝早く起きると、すぐに急いで阪急電車に飛び乗り、
蛍池駅に向かう。朝8:05の飛行機なので、7:30には空港に着いておきたい。

出発がやや遅れたが、無事に仙台空港に到着。
先に到着したWT先生と、仙台に帰ってこられた
NM先生の出迎えを受ける。

昨年の震災とそれに伴う津波での空港周辺の被害は、まだまだ修復されていない。
かろうじて被害を受けなかった(?)、盛り土の有料道路
から東北道を経て、盛岡に向かう。
盛岡からは、田沢湖を経て阿仁町に急ぐ。
田沢湖にて
  盛岡から雫石を経て、峠のトンネルを抜けると秋田県である。岩手県と違って、急な七曲りの、しかも傾斜の強い下り道だ。
「これは目が覚めますね」

実のところ、早朝に大阪空港を出て仙台空港から休みなしに走りづめである。
WT先生なども眠気がさしていたのだ!

田沢湖からは秋田の深部を北に向かう。
南部内陸線沿いの新鮮な風景を堪能し、漸く阿仁町に到着である。
杣温泉旅館
阿仁町で遅い昼食(私は「山菜そば」、各先輩の先生方は「マタタビそば」)を摂ったが、これの不味いこと!!
「これは、私の今までの食生活の歴史の中でも、特筆に値する不味さです」
(何とかなりませんか?○○センターさん!
先生方は「(センターの)折角のお勧めだから」と食べられていたが、その心中は如何に?)


此処から杣温泉までは直ぐである。
「やあ、漸く着きました。先ずは温泉ですね。
明日の天候はどうなんでしょうか?」
苦労して良い所まで到達すると、徒にその後の成り行きに不安が募るのは、贅沢病でしょうか?
 
露天風呂
10月19日():赤水渓谷(兎滝まで)とトウド渓谷(赤洞滝)へ

7:20杣温泉出発ー8:00「クマゲラ保護センター」…8:45桃洞滝分岐…(赤水渓谷)…11:00兎滝…13:00分岐…13:45桃洞滝…16:00保護センターー16:45杣温泉(泊)

さて、今日は沢を登りつめ、長い縦走路の歩きがあります。
沢も歩きやすくなってきているので、もうひと頑張りです。
今日も快晴で絶好の山登り日和です。
杣温泉よりクマゲラ保護センターまで、緩やかな林道を進んでゆくが、期待に反して周囲の紅葉はイマイチである。
「これは、少し早すぎましたかね?」
おまけに、高度を上げるにつれ、霧雨に出会いだす。
「これは、ますますいけませんね!如何しますかね?」
弱虫の心が芽生えるが、折角、此処まで来たのだ!
「行かいでかい!」

クマゲラ保護センターに到着。相変わらず霧雨である。
NM先生のご忠告もあり、最初から沢登りスタイルで出発する。

入渓点までは、とても美しいブナの林である。
「本当に心から癒されますね !」
豊かなブナ林に癒される
出発して暫く行くと、沢筋の登り下り道になる。
所々の湿地には木道が設置されている。
霧雨は概ね止んでいる。
「次第に天気になりそうですね。
今回は大雨になると思っていたので、ラッキーです!」


この標高では、概ね中流地帯の沢で流れも緩やかである
途中で大勢の人たちと行きかう。
沢山のキノコを袋に詰めたお姉さんもその御一人だ。
登山道で取って来たキノコを見せるお姉さん(?)
漸く赤水渓谷と桃洞滝の分岐点に到着。
桃洞滝に向かう沢が分岐する。

まずは兎滝まで、本流を進む。
此処からは渓流靴の本領発揮である。
「滑りにくく、やはり歩きやすいですね」

時々小雨が降るので、カッパを着る。
桃洞滝への分岐点で、Bergen
NM,WTの両先生も遡行の用意をされるが、
今回はWT先生の撮影旅行も兼ねている。
思いの所で、思う存分撮影して頂く。

両先生とも立派な一眼レフと重そうな(カーボン製だから軽いらしいが)三脚で撮影スタンバイである。
「素晴らしい作品を期待しています♪♪」
桃洞滝への分岐点で、WT(左)とNMの各氏
両岸の岩壁の上に散らばる綾錦の紅葉!
その平らな川底を緩やかな流れが、それでも甌穴、小滝や小さな淵を連ねながら流れてゆきます。

延々と綾錦の風景が連続します。
見上げる空の碧さとオオシラビソの濃い紺色、山腹の黄色、赤色、緑の縞模様、川の屈曲点を曲がるたびに新鮮な風景に驚嘆します。
「結構見飽きない、新鮮な感動を与えてくれますね」

見所は上ばかりではない。
所々の淵で、吃驚して深みに逃げ込む岩魚の姿も
見えます。 
「まあ、天が与えてくれた宝物ですね!」
あくまでも平らな渓底を進む
途中で玉川温泉に向かう登山路を分けるが、登山路と言っても、勿論、沢沿いの道である。
ここから終点の兎滝までも中々長い!
「まあ、今日は急ぐ旅でもないので、ゆっくりと行きますかね?」

玉川温泉分岐を過ぎると、次第に雲行きが怪しくなってきた。時折、激しい雨が降る。しかし大したものだ!
水位は全く上昇しない!
「これは保水力のある山の特徴ですね。
白神山地でもそうでしたね」
紅葉とNM先生
漸く兎滝に到着。
途中で2度ほど屈曲した斜瀑です。
その形がなんとなく、立ちあがった兎さんを連想させるようです。
「この形が名前の由来ですね。
登るのはなかなか困難ですね」


WTさんが本腰を上げて撮影に向かわれるようです。
「力作をお願いします」

此処で、後ろから、途中で追い越した3人組が到着。
我々とお互いに写真を撮り合いします。
彼らも、「紅葉狩、懐かし同窓会」のようでした。
お互いにエールを送ります。
兎滝の前にて、WT(左)とNMの各先生
小雨の中、急ぎ足で分岐路に戻ります。
登りにヘツリなどで問題になるような所も、下りには無理なく通過して行きます。
やがて分岐路に到着したのち、最後の課題の桃洞滝に向かいます。此処の道は沢靴の必要もなく、大勢の皆さんがご訪問です。

やがて自然の造形の妙、「桃洞滝」です! 
「人類の起源♪」 
ですか?    
桃洞滝の撮影に励むWT先生
10月20日(土):阿仁ゴンドラから森吉山登頂&立又渓谷、安の滝探勝

6:00起床7:30出発ー8:40阿仁ゴンドラ=…10:00森吉山山頂…11:45ゴンドラ…13:30中ノ沢駐車場…13:50安の滝…駐車場ー仙台ー蔵王町(「家室庵」泊)

さて、予定では森吉山の何面の2つの滝巡りでした。
Bergenが思うに、此処まで来て山頂に向かわない手もありません。

今日も快晴で絶好の登山日和です。
先ずは森吉山に向かいます。
時間が余れば、両方(安の滝、幸兵衛)の滝に向かいます。
「昨日の霧雨と異なり、今日は快適な登山日和です!]

今日は長坦場である。
まず、森吉山に登頂。勿論、ゴンドラ利用!
それから安の滝、幸兵衛滝を探訪し、往路を往復する。
(当初の両方の滝巡りの予定は、折角の好天のため、森吉山の登頂計画を優先してもらった。Bergen の我儘です)

杣温泉旅館より、阿仁ゴンドラ駅に向かう。
山麓駅の駐車場には、方々に駐車車両が見える。 
(昨日、此処から登らずに良かったが...)

スムースにゴンドラに乗車。
ゴンドラ沿いの自然林は、この世のものとも思えない美しい林になっている。感嘆する。
阿仁ゴンドラを利用して登る
ゴンドラ山頂駅に到着すると、
既に大勢の方々が散策されています。
この辺りで散策される人たちや、
山頂まで登られる登山者たち、色々である。

「うーむ、ロープウエイがあるので利便性が向上し、多様な人たちが登られますね!」

とはいっても、殆どの人たちが山頂を目指すのである。
山頂駅の上の樹氷原からも、素晴らしい眺望です。
皆さん、高みからの展望に感激されています。
「何度も言いますが、感動は人生を大きくします!」
何かの宣伝にありましたね。
左手に森吉山山頂を見ながら、湿原を進む
一旦手前のピーク(此処からの眺望は素晴らしい!)に登ったのち一旦下りますと、立派な避難小屋です。
此処からも、森吉山の素敵な山容が展開します。
 「昨日と異なって、青空が美しいですね!」
空は碧く、岩は白く、綾錦のの自然林が花を添えます。

WT先生は撮影に余念がありません。
「私(WT先生)は山頂には拘らないので、登って来て下さい!」
「ピークハンター」のBergen (と、NM先生)は、遠慮なく山頂に向かいます。

比較的簡単に山頂に登頂。
NM先生とは、久しぶりの山でのツーショットです。
森吉山山頂にて、BergenとNM先生(右)
「安の滝」
は、WT先生の今回の撮影旅行の最大の目的です。
此処に行かないわけにはいきません。
森吉山を登頂したのち、速やかに安の滝に向かいます。

森吉山阿仁ゴンドラからの道を急いで下り、国道を南部内陸鉄道に沿って南下します。
鉄道が東に右に回り込んだ分岐点(この先は長大トンネルに入るらしい?)で国道から分かれます。

マタギの里の看板をドンドンと進むと、打当温泉の立派な建物。この先で、地道の林道に入ります。
でも、「おベンツ」さんが分かれ道で逡巡?!
「こんな地道なら、底を打たないかと不安になるよな」

安心召されい!
車は、NM先生ご推薦のCX-5!
ロードクリアランスの大きさが自慢だと!
「WT先生やADさんも購入を考えているという、あの名車ですか?」
Bergenは暫し驚愕しました。
展望台からの「安の滝」
「これが安の滝ですか?」
(暫定的な?)展望台からは、下段の20m滝の上に本滝が見えます。高さは100m、壁の黒い岩が特徴的な、堂々たる大滝です。此処からは滝の本体の滝壺は見えません。仮展望台の左には、上部に至る(崩壊していた)巻き道がありそうです。

(進入禁止にするほどでもないほどの)しっかりした巻き道です。でも、「皆さん、気をつけて登ってくださいよ!」
遭難騒ぎでもあれば、マスコミの絶好の獲物です。

結局、森吉山の登頂が入ったため、幸兵衛の滝は次回回しになりました。
「WT先生、済みませんでした」
(表面だけ謝るBergen?誤解!誤解!、とんでもない。
でも、登頂がなければ、遠征の満足感がないのです!)
展望台の上から撮影
今回の山行は天候に恵まれた!
行しなに悪天候だといわれていたから、尚更である。
山行計画を見直すことも考えたほどである。
でも、秋田の自然の奥深さは、
「天気が良いから好きなことを言っているが、贅沢が過ぎませんか!」と、諭されているような気分にさせられる。

阿仁町から来た道をひたすら帰る。
カーナビの予定した帰宅時間より、余ほど早く仙台に到着した。今夜は、NM先生の蔵王町の別宅、「家室庵」での御泊りである。

先ずは別荘団地内の露天風呂、誰が名付けたか、
「星空の湯」言いえて妙である。
先ずは此処で疲れを癒す。
あとは、別邸での至福の時です。
左岸の岩盤と紅葉
10月20日():帰神

7:00起床9:00出発ー9:30仙台空港ー10:00ANA出発ー13:00時帰神

さて、今日は帰るのみですが、私もWT先生も大満足です。
昨夜の露天風呂と宿泊(「家室庵」)が絶品でしたから、尚更です。
今日も快晴で絶好の飛行日和です。
昨夜の宴会は極めて楽しいものだった。
(残念ながら、飲み過ぎるとBregenは何時も記憶が飛ぶ?!)名残は尽きねど、時間に余裕を持って庵を出発。
此処からは空港も近い。

出発予定時間に十分に間に合うように到着した。
次回の山行予定を約束して、楽しかった4日間を振り返りました。
漸く仙台空港に到着しました