京都北山ハイキング(二ノ瀬ー魚谷山ー芹生峠ー貴船
2012年6月17日()     
7:00二ノ瀬駅…9:10滝谷峠…9:45今西錦司レリーフ…10:00魚谷山…11:00芹生峠…12:00貴船…12:30貴船口駅

京都北山、鞍馬電鉄沿線の二ノ瀬駅から滝谷峠に至るユリ道
(山麓を巻く、緩やかな山道を言うらしい)「二ノ瀬ユリ」。
Bergenも学生時代から貴船、鞍馬はよく訪れましたが、この二ノ瀬ユリだけは未体験!

今回、京都の元勉強会グループの同窓会が祇園石段下の柚子屋旅館で開催され、久しぶりに懐かしい皆さんとお会いしました。
折角、京都まで行きますので、当日は行きつけの宿に泊まり、翌日に北山のハイキングに行く計画を立てました。


泊まった宿の向いの京屋、ベトナム ホイアンのランタン屋を彷彿させた

日曜日の朝起きますと、昨夜の雨も上がり、なんとか晴れのようです。同窓会の翌日です。
これは行くしかないと、出町柳から電車に乗り込みます。今回は単独行です。

出町柳から二ノ瀬まで370円。
朝早いので、電車はガラ空きです。

宝が池で、比叡山登山口の八瀬遊園に向かう路線を分けます。
岩倉を過ぎると、山岳路線です。
「あっ、緩やかに登ってゆきますね。
初めての二ノ瀬ユリなので、今日は楽しみです♪」
出町柳駅

途中、ゆっくりと車窓からの風景を眺めます。
車からの景色に慣れた目には新鮮です。
木野までは住宅が建ちこんでいます。
「昔、長く京都に住んでいたので、途中の駅には懐かしい思いでいっぱいです」

さて、漸く二ノ瀬駅に到着です。
今日は天候にも恵まれ、快適なハイキングが出来そうです。
駅を降りる階段を下り、地図を見て二ノ瀬ユリの入り口を探します。色々と道が錯綜し、小さなお社の入り口など、読図に励みます。
鞍馬電鉄、二ノ瀬駅の踏切
朝早いので降りる人もありません。
駅周囲にも人出は全くありません。
少し川沿いに北に向かいますと、標識がありました。
「あっ、これが京都トレール(此処では、「二ノ瀬ユリ」)の入り口ですね」

先ずは夜泣峠から北上する尾根道との合流点に向かいます。
緩い登り坂と考えていましたが、途中にはヘアピンカーブも数か所ある、かなり急な登り道です。
二ノ瀬ユリ入口の標識
朝早いので空気も澄んでいます。
峠に向かって広い道が続きます。
途中には滝谷峠からの距離を示す、標識があります。
始点は4kmです。

今日の行程は最終的に貴船に下りる予定ですが、魚谷山が第一の目標です。
「今日は雨上がりで、道もしっとりとしています」

途中からの登山道はその名の通り緩やかな登りで、うねりながら徐々に高度を稼いでゆきます。右側、貴船川側は非常な急傾斜です!

「夜泣峠からの尾根道に、漸く到着ですよ」
二ノ瀬ユリ
此処からは尾根道です。
ここで暫し休憩し、行動食を頂きます。
単独行だとどうしても、休憩するのが億劫になります。

今回はまだ朝早いので先を急ぐ必要はありませんが、何せ初めてのルートです。
「目的地まで先を急ぎましょう」

気持のいい尾根道をうねうねと上り下りしますと、途中からは比良や北山の峰々の眺望も見られてきました。

いよいよ滝谷峠に到着です。
此処で道が分かれます。
「直谷方面に一旦下るのですね。思ったより急な下りですね。谷筋の道なので、雨上がりで増水して昨夜の同窓会では、アイゼンは要らんかと、心配してくれた学友も居たのでしたよ」
滝谷峠
谷筋の道は、矢張り雨上がりの増水です。
ひっきりなしに小さな渡渉を余儀なくされます。
やがて左に直谷に下る道を分け、右の沢に入り直谷源頭を詰めます。谷筋にはニセアカシヤの幼木がみっしっりと生えています。進むにつれ、谷の分岐が沢山でて来ます。何れも踏み跡ははっきりしており、目印も着けられています。

やがて、かの有名な今西錦司先生のレリーフに到着しました。
「我々の学生時代には、カリスマ的な存在でしたね!」彼の京大探検部のパイオニアワークの業績に、大いに
刺激されたものでした。苦い思いもある青春時代の、懐かしい思い出が蘇ります。
今西錦司博士の記念レリーフ
滝谷峠からのルートは、思う以上に高度差と距離が長いのです。
「もう直ぐ柳谷峠ですね。そこから魚谷山の山頂はもうすぐですね」

柳谷峠は、広々とした快適な峠です。
疎林が広がっており、幕営に最適です!?
此処から魚谷峠まで、かなりの急傾斜でした。
山頂は木が生い茂っており、眺めは全くないですが、矢張り山頂はほっとします。
「バイクの音がしますね!地図を見ると、林道がすぐ南を通っているのですね。近道は林道からですね?」

柳谷峠に戻ります。
ここからまた滝谷峠に戻るのが王道ですが、柳谷峠から尾根筋に芹生峠までの踏み跡がありました。
此処まで来た谷筋の渡渉も、鬱陶しいものです。
「ここは新規のルートを開発(先人の踏み跡を辿るだけですが)しましょうね」
魚谷山
尾根道を登って行くと、途中には立派な踏み跡とテープの標識が付いています。しかし、芹生峠までは、地図で見てもかなりの距離があるようです。
途中の峠が曲者です。
「気をつけないと標識を見失いますね。うっかり右の谷に入り込んだら大変ですよ。北山といえども、侮ってはいけません!」

最後は小ピークで芹生峠に向かう道と、滝谷峠に向かう道に分かれます。後者は、地図上の760mのピークを経由する尾根道です。今回は折角ですから、芹生峠に向かいますが、非常に滑りやすい急な下りでした。
峠からの長距離を歩いて出た貴船の集落は、大勢の観光客がお出ででした。
「床も満員ですね」
芹生峠の車道