栃木、那須の百名山の旅
2011年9月17日() 〜19日(月、敬老の日)    Bergen単独行
記録
Bergenは9月の連休、栃木の名山ー那須岳ーを登る計画を立てた。
この方面にはなかなか足が向かなかったのだが、
今回の連休を利用して、新潟に向う途中に寄ろうと考えたのだ。
今回も些か贅沢だが、新幹線と民宿利用である。

9月17日():移動日
住吉ー(東海道、東北新幹線)ー那須塩原ー黒磯ー(東野バス)ー那須湯本(泊)
今日は那須温泉泊まりだから、ゆっくりと出発。
JR住吉駅から快速に乗る。

東京駅からは東北新幹線だ。
「思うに、東北新幹線は初めてではないだろうか?」
大宮で上越新幹線と別れる。
「那須塩原も、寂れた駅ですが、黒磯も同じですね」
震災、原発事故の影響は深い。観光客がいない!

バスの終点はロープウエイ山麓駅であるが、今夜の宿の湯本で下車。
今夜の宿は民宿の「小林館」である。
(このお宿では、非常に暖かい御もてなし頂き、私の那須の印象は大いに高まった)
殺生岩から流れ出る渓流と「鹿の湯」の建物
9月18日() 那須、朝日、三本槍&茶臼岳
 
8:00ロープウエイ終点登山口…9:00峰の茶屋跡…10:30三本槍岳山頂…11:40朝日岳…12:50茶臼岳…13:40高雄口登山道分岐…16:00殺生岩登山口

朝はガス模様だったが、バスが高度を稼ぐにつれ、青空が広がってきた。
折角ですからロープウエイを利用せずに、登山道を登ることにする。
まずは最高峰の三本槍まで直行。

上信越国境の山からは、三本槍岳は遠くにしか眺められなかったが、
私にとって長らく未踏の、憧れの山も、漸く登頂できた。

天候にも恵まれ、またまた感激の旅でした。

バスが到着し、大丸(おおまる)温泉に寄りながら、那須ーラインをひたすら進む。
「朝はガスでしたが、登るにつれて晴れてきましたね」
幸先が良いようです。

ロープウエイ山麓駅には30分ほどで到着。
直ぐ上の駐車場には、もう既に多数の車が停まり、
ロープウエイ乗り場にも長い列が出来ている。
「おっ、(始発まで)十分に時間があるので、登山道で十分間に合いますね」

準備運動して、体調を整える。
ロープウエイ山麓駅から眺めた、朝日岳より連なる稜線
登りは樹林帯の中の九十九折の道であるが、石畳でよく整備されている。
途中からは活火山の登山道らしく、赤茶けたゴロゴロの岩の道である。
結構急であるが、行く手に見える峰の茶屋がドンドンと近づいてくる。
やがて登山道が水平になる頃、峰の茶屋に到着。
此処は強風の名所で、昨日は(強風で)ロープウエイも運休した由。

此処からは悪路ではないが、両側がすっぽりと切れ落ちた、朝日岳への稜線を進む。
「少し霧が出ていますから、慎重に行きましょう」
峰の茶屋(跡)
朝日岳のピークは帰りに寄ることとし、先を急ぐ。
清水平までの下りが歩きにくいこと夥しい。
中途半端に登山道の整備がされているのだ。

清水平は昔の高層湿原の跡らしく、本当に平である。
此処から北温泉分岐が分かれる。
正面の1880mのピークが三本槍のピークかと誤解するが、
間もなく左手に回り込み、急登が始まる。

天候に恵まれているので、十分に登りを楽しめる登山道である。
「今日は快適ですね。飲料水も十分ありますよ」
すっと林が切れたら、其処が最高峰の広場だった。
遠くに会津の町と猪苗代湖が見えた。
三本槍岳でのBergen
急ぐ旅ではないが、長居は無用である。
「帰りは朝日岳も茶臼岳も寄りますね」
もう最高峰に登ったので、他の山はいいではないか?と
言う人もいない。一人なので、出来るだけ欲張って回りたい!

もと来た道を進むと、前方には緩やかな斜面が広がっている。
那須連山自体は大きな山塊であるが、
誤解を恐れずに言えば、基本的に、各ピーク自体は山塊の小突起にしか過ぎない。

「これは、人生における個人も同様な存在ですね。
それにしても、それが分かっていない人が多すぎる?」

朝日岳の山頂では、登りの苦労を補うほどの、立派な眺望でした。
朝日岳で
朝日岳の下りの岩稜は、剣が峰というのですね。
小さなピークを越すと、急な下り坂が見えてきました。
ポールに取り付けられた鎖がしっかりと設置してあり、
転落防止に役立っています。

峰の茶屋まで下ると、前方に茶臼岳の煙が見えます。
この辺りは、中々良い雰囲気です。
「強風の時は想像もつきませんが、なるほど風の通り道ですね」
茶臼の登りから振り返ると、三本槍や朝日の山々が見えています。
朝日岳山頂を望むー那須岳の登りより

登山道は茶臼岳を巻くように(時計回り)登ってゆきますが、
あくまでも活火山の道です。
道端に、磨かれたゴロゴロの巨石が散在し、次第に傾斜が強くなります。
最後は小さなお鉢を巡る道になり、漸く到着しました。

「こんな身近で遠い山に登る。
念願が叶って、幸せですね!」

そうです、登山人生の黄昏時期に、漸く到着しました。
那須岳山頂にてーBergen
山頂の三角点から少し東側の、鳥居のある地点で昼食です。
極めて広い、岩の積み重なった山頂です。
沢山の人たちが集っています。
「ロープウエイ終点から1時間というお手軽さで、百名山が登頂できるのですよ!」

下りはロープウエイの終点(山頂駅)方向に向います。
今日は視界が開けていますが、霧や悪天候の際は注意が必要でしょう。
それにしても大勢の人たちが、さまざまな格好で、登ってこられます。

もと来た道に合流しようと思ったが、折角ですから
高雄口登山道に廻ることにする

「急な下りとかいてあるのが、心配ですね」
鳥居周辺を歩く登山者
取り敢えず、牛ヶ首のコルの手前の分岐点から殺生石方面に向かいます。
分岐点からお出合いしたのはわずか1組のパーティーのみで、下りは全くの単独です。

「これほど長く下りますと、道が間違っていないと思っていても、中々不安になりますね?
距離からすればそうですよ」
いよいよ別荘街に到着です。

此処からもフェンスの脇の登山道です。
やがて殺生石の露岩に到着。
ここは火山の源頭が露出しています。

写真では大きそうに見えるのですが、結構小さいものでした。
「この形は感動ものですね!」
何でも感動してしまうのは、やはり安心して下れる地点に到着したせいでしょうか?
殺生岩
9月19日(月、敬老の日)
移動日
帰りは朝8:15のバスに乗る。
朝日に輝く渓流の流れには、硫黄の「湯の花」がこびりついている。
「此処の温泉は嬉しい硫黄泉でした。温泉は硫黄泉に限りますね!」
と思いながら、温泉神社にも参拝しました。

地震、放射線の加減で、観光客が激減した由。
良い所なのに、お気の毒です。
「廃業している宿泊所も大勢見られます」

交通が便利になり、首都圏からは(泊りより)日帰りの客が大勢居られる由。
「良し悪しですね」
朝の「鹿の湯」
黒磯駅から小山駅で乗り換え。
かねてから一度乗ってみたかった、両毛線に向います。
こじんまりした3両編成の列車に、なんとか定刻に乗車できました。
「思い立った帰路にしては、良い段取りでした」

栃木から群馬の山の麓を、のんびりと列車は進みます。
「大宮まで行かないと!と思っていたので、この短絡ルートは助かります」
黒磯駅から新潟に向かう