ウオール街のビルの谷間の
トリニティー教会
教会内部

ニューヨークで最古の歴史をもつゴシック様式の教会である。
一風変わった雰囲気を持っている。これまで、三度建て直されている。
1697年に建てられたが、1776年火災に遭い、その後再建されたが、崩壊の危険性があるとして、1846年に再々建された。これが現在の建物である。

トリニティー教会は86.6mの塔を持ち、1800年代はニューヨークで一番高い建物であったが、現在はその後次々と建設された多くの高層ビルの谷間に埋もれてしまっているが、特異な形の建物として、その存在を主張している。

世界の経済をリードする現代を象徴するモダンなウオール街の中に、古風なゴシック様式の宗教界のトリニティー教会が併存しているのは、外見からも、内面からも、その取り合わせがなんとも面白い。

ニューヨークは短い歴史の中で、多くを取り込みながら猛烈なスピードで発展を遂げてきたことがよく解る。

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