泥水の河をボートで、一本のロープを手繰って渡る
同じボートに乗った英国人母娘 河を渡って、ホッとする

リトルガバナーズキャンプは、サバンナの森の中で、テント生活をしながら、サファリーをし、、自然に接しようとするもので、現代的なものは、極力、取り入れないようにしている。

キャンプに行くには、ワニやカバが住んでいそうな、大きな泥水の河をまず渡らなければならない。

河には、もちろん橋やエンジン付きのボートなど無い。

河に張り渡された太いロープを、小さなボートに乗って、自分の手で、手繰ってボートをソロリソロリと前進させて、向こう岸に渡るのである。

サバンナの自然を体験するため、ボートに乗った人が自分たちでロープを手繰るのである。
現地人は両岸で見ているだけで、手伝ってくれない。(アフリカを実感するという親切心からであるとは思うが・・・)

小さなボートに乗った人もそれを望んでいるので、一生懸命にロープを手繰る。
ロープから手を離せば、ボートは河に流されてしまうし、ロープを手繰らなければ、向こう岸にたどり着けない。

一応ボートには細い命綱が付いていて、両岸の木に縛り付けられてはいるが。

人が乗っていないときは、両岸にいる現地人が、その細いロープを引っ張って、反対側の岸に引き戻している。

これが、アフリカスタイルです。

ボートに、イギリス人の母娘が乗ってきた。(なぜか母娘だけで)

ナイロビに住んでいるとのことであったが、小さな娘に最も自然に近いサファリーを体験させてあげようとして、リトルガバナーズキャンプへ来たという。

人間の発祥は「アフリカの大地」という説もあるが、

  やはり 人は ” 自然の原点を見よ ”   かな
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