断崖の狭い裂け目を抜けると、パッと視界が開け

”宝物殿”が目に飛び込む
映画「インディジョーンズ/最後の聖戦」の舞台となった
エル・ハズネ (宝物殿)に立つ

ハリソン・フォードみたいかな・・
昔は、財宝が沢山あったんだろう 今は、神秘的にひっそりとしている
さー、財宝を探すぞ! 宝物殿の入口に座って思った

財宝が少しでも、残ってたらな−
岩山の遺跡の宮殿群に馬で向かう。

遺跡宮殿群は、シークと呼ばれる、岩山の深い断崖絶壁の裂け目をくねくねと通り抜けていく。

まるで隠れ家のように、人目にさらされないように作られているように思える。

交通の要所であったときは、絶好の関所となる。
これなら、たっぷりと、通行料を徴収できる。
まるで、山賊のようですね。

身の安全を図りながら、東西交易のキャラバン隊が稼いだ財宝をピンハネするんだから、儲かりますよね。

こんな商売あったらやりたいもんだ。

でも世の中には、やってる人、国もあるんだよね!

いいんだか、悪いんだか・・・

岩の裂け目シークを通り抜けると、パッと視界が開け、そこに、エル・ハズネ(宝物殿)が神秘的にたたずんでいる。

映画「インディージョーンズ最後の聖戦」の舞台になったところである。
(映画では、宝物殿の入り口の両側に、実際にはない石像を配置していたが)
なんとも、神秘的で、冒険心を満足させてくれる遺跡である。

秘宝探検隊の様な気分になってくる。

元来、宮殿や王達の墓は、その後、何者かに、秘宝や貴重な品々が盗掘されたり、荒らされる運命にある。
ペトラも、しかりである。

また、その犯人が、何者か分からないところが、冒険心をくすぐる。
今でも、世界の各地で、秘宝や財宝探しに、彼らの一生を賭けてロマンと冒険を求めている人たちも多い。

 現代の”トレジャーハンター”達は
     今、どこで、何を求めているんだろうか・・・
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