市内の全ては、草木のない険しい山岳に囲まれている
カブールは山岳のすそ野にある
山岳は目と鼻の先
市内の、どこから見ても、街は険しい
山岳に囲まれている

若者も、子供を連れた老人も、ブルカ姿の老婆も、モスクも、オンボロバスも、全てが山岳に囲まれている。

つまり、カブールは山岳に囲まれた、盆地にある。
そもそも、アフガニスタンそのものが、雨の殆ど降らない山岳国家なのである。

街の広がりには、山岳は邪魔になるが、 そのことは、とりもなおさず、天然の要害に守られているということになる。

シルクロードの昔から、この山岳地は、アフガン人にとって、生きる術でもあったのである。

彼らは、この厳しい山岳地帯を、いつも武器としてきた。

今また、これが武器となろうとしており、また既に、なっている。

長い世界史の中で、イスラム世界は複雑で厳しい展開を繰り返してきた。

    今、再び重大な局面と向かい合っている。
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