平成11年度 滋賀県教育研究奨励事業 研究成果報告書



実践記録

A 生徒の興味・関心に応える指導の実践事例

<事例1>
「社会科における交流学習の実施」
第2学年 社会科(地理的分野)

「インターネットを生かした交流学習」足利市立西中学校・長浜市立北中学校

1.単元名


2.事前打ち合わせ(担当者会議)


3.日 程


4.研究テーマ


5.研究の概要


6.研究仮説

  1. ) 交流方法を工夫することにより、学習の対象である相手校の地域の学習ができるだけでなく、地元についての学習も深めることが出来るのではないか。〔社〕
  2. ) 交流し合うことにより、生徒の意欲がたかまるのではないか。〔社・情〕
  3. ) ネット社会の基本である「Give&Take」の精神を学ばせることが出来るのではないか。(相手の立場の尊重、ネチケットの涵養)〔情〕
  4. ) 様々な交流手段を活用することにより、メディアの特性を理解し、より効果的に相手に伝えようとする意欲が高まるのではないか。〔情〕
  5. ) 生徒の視野を広げ、共に学び合う仲間としての連帯感(友情)も養うことが出来るのではないか。〔社・情〕


7.展開の概要


8.留意点



9.情報教育としての今後の発展

 <関連WebPage>
  ○社会科交流学習(足利西中−長浜北中)
   URL = http://www.biwa.ne.jp/~kita-jhs/kouryu/index.htm

  ○第2回滋賀県情報通信ネットワーク活用連絡協議会(99/10/08)
   URL = http://www.biwa.ne.jp/~kita-jhs/kouryu/kyougikai.htm

10.考察
(1)  生徒には、初めてのインターネットを活用した交流であった。そのため、通信メディアの特性については、体験を通してつかませたいと考えて指導計画を立案し、機器の準備も行った。
 生徒は、相手校の生徒との交流が深まるにつれ親近感を持ち、その相手校の生徒への質問に対する返信という情報発信の目的が明確であったため、意欲的に取り組むことができた。
 また、グループによっては、課題に合ったメディアを選択し、成果をあげることができた。とりわけ、テレビ会議システムの特性を生かすことができた。
 しかし、ややもすると相手の表情も声も聞こえるテレビ会議システムが、生徒の興味・関心の的となってしまがちであった。
 そのため、他のメディアでの情報発信の方が効果的であると考えられるものまで、テレビ会議を用いて交流しようとする傾向になりがちで、失敗をしたグループもあった。
 しかし、こうした失敗に学んだグループは、Webでの発信に切り替えたり、メールによる交流に切り替えることができた。
(2)  今回、テレビ会議システムには、Microsoft NetMeetingを用いた。これは、インターネット回線を使って接続でき、入手も容易で、しかも無料で使用できるソフトである。
 このソフトで一定の成果をあげることができると、予算にゆとりのない学校現場にとっては、大きな福音となるためである。
 実際の接続は、両校とも常時接続でないため、IPアドレスを検出し、それをお互いに連絡し合って接続を行った。
 しかし、現在のネットワークを取り巻く技術水準のためか、接続は不安定なものになった。とりわけ、回線の状況に左右されがちであった。
(3) Eメールは、安定した情報の交流手段であり、一定の成果をあげることができた。しかし、生徒はパソコン操作の基礎的な訓練を受けておらず、文字の入力に大変な時間を要した。低学年時からのタッチタイプの訓練の必要性を痛感した。
(4) Web作成は、作成ソフトを使用し、生徒が意欲的に取り組んだため、互いに情報交換を行うには十分なページを作成することができた。しかし、ウインドウズマシンがグループに1台の環境のため、分担作業にも限度があり、作成の効率が上がらず、これにも時間を要した。
(5)  今回、相手校の指導者とは、実施に先立ち入念な打ち合わせを持つことができ、また、日々、メールによる意見交換なども行うことができた。
 そのため、指導内容の調整や時間割の調整なども、予想以上にスムーズに行うことができた。
 しかし、両校とも大規模校で、しかも、今回の授業実践は、全体の指導を担当する指導者と、機器の操作を行う指導者が協力し合って進めたため、それぞれの校内においては、大幅な時間割の調整が必要になった。こうした取り組みには、ある程度柔軟な時間割の運営ができる環境が必要である。







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Last modified 2000/02/06