平成11年度 滋賀県教育研究奨励事業 研究成果報告書



研究主題

生徒の「自ら学ぶ意欲」を引き出す情報教育のあり方を求めて



主題設定の理由

 来るべき21世紀は、高度情報通信社会といわれる。このような社会において、(1) 情報を主体的に収集・判断・処理し、発信・伝達できる情報活用の実践力、(2) 情報手段の特性理解や自らの情報活用を評価・改善できる情報の科学的な理解力、(3) 情報モラル・情報に対する責任について考え、望ましい情報社会の創造に参画しようとする態度を身につけていくことが大切となるであろう。従って、今後の学校教育では、このような観点を踏まえた情報教育の充実と情報活用能力の育成が重要であると考える。

 本校では、広く学校教育全般をとおして、「情報教育」で身につけさせたい力、すなわち「情報活用能力」として、次の4つの育成を図りたいと考えている。

  また、教科等の指導・学習において、コンピュータやインターネット等のマルチメディア環境を中心に、他の視聴覚機器・資料や図書などと組み合わせた効果的な活用形態を工夫していけば、生徒の「自ら学ぶ意欲」、すなわち、学習に対する興味・関心・思考力・創造力・判断力等を引き出し、生徒にとって「楽しい授業」「やりがいのある授業」が展開でき、特色ある教育活動が実践できるのではないかと考え、本研究のテーマを設定した。



研究仮説

 本校では、昨年度、校内ネットワークが構築され、それに伴いコンピューター室のレイアウトを変更し、各教科での活用を配慮してグループ学習に対応できるよう設定した。こうした新たな環境で、インターネットを活用した学習展開を模索してきた。
 しかし、それらの活動は、限られた範囲でのものであった。
 本年度は、昨年度の成果の上に立って、マルチメディア環境をさらに整備しつつ、新たな情報発信の試みや他校との共同学習などの試みを行いたいと考えた。
 そこで、これを支えるものとして以下の3点を柱とした。

 この3つの柱に基づき、下記のような研究仮説を立てた。

  1. ) 授業で様々なメディアを活用し、多様な学習活動を展開すれば、メディアの特性を理解し、より効果的に情報を収集したり、相手に伝えようとする意欲が高まるのではないか。

  2. ) 日常生活のモラルの向上を図りつつ、インターネット上の諸問題について自ら考える場を設ければ、ネットワークでのコミュニケーションのあり方や問題点、情報の信頼性、信憑性、善悪などを正しく判断できる力を養うことができるのではないか。

  3. ) 職員のコンピュータリテラシーや情報リテラシーが高まれば、情報教育への実践の意欲が高まり、授業実践の広がりが生まれるのではないか。








マルチメディアの部屋 TopPageへ
Copyright(C)2000. by Hideo Hirobe.
Last modified 2000/02/06