共同企画 「芭蕉ネット」



長浜北中 3年5組 11班
メンバー塚田 菅原 谷口
共通課題 芭蕉の俳句が生まれた背景。芭蕉は、
俳句についてどんな考えを持っていたのかを調べる。



 僕たちの班は、
「五月雨を 集めて早し 最上川」
の俳句が生まれた背景や芭蕉は、俳句についてどんな考えを持っていたのかを調べることにしました。


最上川について

*この写真は、最上川の現在の風景
全長    :229km
支流数  :406
流域面積 :7,040ku
山形県の母なる川『最上川』は、山形県面積の4分の3にもなり、その流域では人口 の約80%が生活しています。日本の3大急流のひとつで、この写真は急流ではないが「五月雨を〜」が詠まれていたときはかなりの激流だったらしいです。
 最上川には、「碁点」「隼」の名や「板敷山の北を流れて」「水みなぎって」など、折からの五月雨に水量・流速が増して危険な最上川のイメージを強調する語が用いられている
 また、最上川は歌枕の地として有名らしい。

<感想>
 僕たちの近くにも「姉川」があるけど、姉川は調べてみて比べ物にならないほどの大きい川だと思う。
 こんなに大きく、また素晴らしい川なら、僕たちも最上川に行ったら素晴らしい俳句も作れる?(笑)

 最上川の四季の風景が、下記のページで紹介されています。
とてもきれいな風景です。ぜひ、ご覧下さい。
(URL = http://www.vill.tozawa.yamagata.jp/funa.html)

また、詳しい地図は、下記のページにあります。参考にして下さい。
(URL=http://www.yamagata.ntt.ocn.ne.jp/wnn-c/mogami_10/map/)



俳句の意味

*この写真は、芭蕉の句碑
*説明板の最初には・・・本合海は、陸路のない時代に内陸と庄内最上川の舟運の重要な中継地として栄えました。

 「五月雨を 集めてはやし 最上川」 の句碑です。

<訳(感想を交えて)>
降り続く五月雨に水かさを増した最上川の激流の情景を
表現した句である

最初に読まれた句(大石田の高野宅で連歌の発句として詠まれた)は、高野宅が風が入ってきて涼しかった
事のお礼として、「集めて涼し」だったけど、そのあと川下りの経験を生かして、「早し」と改めた。
これにより、推量・流速の早さが強調されているらしい。僕は、この「涼し」は穏やかで爽やかな時の最上川を詠んでいるようで、こちらもなかなかよい句ではないか?と思う。一言かえただけでもこんなに印象が変わるとは!・・・やはり俳句は奥が深い!!

この当時の最上川は・・・?
折りからの五月雨で、川は水量が増し、勢いよく流れて、船を下すのが危険なほどである。
折から降り続いた五月雨を一つに集めたように、最上川の流れはまことに早く、みなぎって流れていることである

これは、本文です。
最上川はみちのくより出て、山形を水上とす。ごてんはやぶさなど云おそろしき 難所有。板敷山の北を流て、果は酒田の海に入。左右山覆ひ、茂みの中に船を下す。
是に稲つみたるをやいな船といふならし。白糸の瀧は青葉の隙隙に落て仙人堂岸 に臨て立。水みなぎつて舟あやうし。

<本文の訳>
* キーワード・・・碁点・隼:<ごてん・はやぶさ>と読む。最上川舟下りの難所。川中に碁石のように暗礁が           点在するところからこう言ったという。これにより、最上川の水流の激しさを強調している。

最上川はみちのく(白河の関以北)から流れ出て、上流は山形辺を流れている。中流には「碁点」 「隼」などという恐ろしい流れの危険なところがある。それから板敷山の北側を流れて、終わりは酒田の港から日本海に流れ込んでいる。その流れの左右は山 が覆いかぶさる様に迫っていて、樹木の茂っている中に舟をこぎ下すのである。この船に稲を積んだのを、古歌に稲船というのであるらしい。白糸の瀧は青葉の隙間から白々と落ちるのが見え、仙人堂は岸のすぐ側に立っている。
折りからの五月雨で、川は水量が増し、勢いよく流れて、船を下すのが危険なほどである。
 折から降り続いた五月雨を一つに集めたように、最上川の流れはまことに早く、みなぎって流れていることである。



この俳句のできるまでの芭蕉の動き

*この写真は、芭蕉の上陸場所
 5月28日:この日芭蕉が午後3時に大石田に着きました。この日、芭蕉は句会をしようとしていたが、あまりの疲労のため中止しました。
 5月29日:そして、この日に句会を開き「五月雨を 集めて涼し」で初めてこの句を作りました。
       またこの日、夜になって小雨が降りました。
 5月30日:朝のうち曇で8時ごろから晴れ、芭蕉は近くを探索して「物書き」をしました。
 6月1日: そして、この日に、大石田を出発しました。
  大石田・・・最上川の当時の船乗り地点

*最上川の船着き場・大石田には、熱心な俳人達がいて、芭蕉は、熱意にほだされた。
  だから、句会を開いた。

<感想>
 芭蕉は、大石田に着いて1日休養を取っています。それだけ、この付近は旅をするには、大変な所だったの では?



豆知識?

 ○白糸の瀧(しらいとのたき)
 最上川四十八滝中最も有名な滝!・・・で、高さ220メートル!!板敷山の対岸にある。義経記にもこの名が出てくる。きれいな滝なので、最上川に行ったとき、寄ってみる価値あり!!
 
義経記にもこの名がでてくる。
もがみ河せぜのいはなみせきとめよよらでぞとほる「しらいとのたき」、もがみ河いはこすなみに月さえてよるおもしろき「しらいとのたき」


これは、最上川の舟歌(ご覧なすって!!!!?)
http://www.vill.tozawa.yamagata.jp/funauta.html



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Produced by Tsukada & Sugawara & Taniguchi
Last modified 2000/02/21.