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第7回 高橋名人の教えは何処へ

ゲームは一日一時間。写真は16連射でスイカを割る名人。
自分でする必要がある事。
多すぎて書けないけど、ただ生きているだけなら必要ではない事。
(一年早くて小児科だったら違っていたかもしれないが)
今現在においても最も苦しめられているのはこういう事かもしれない。
病院内で自分がやっていた事、それはひたすらテレビゲームだった。
ゲームボーイのような携帯機では無く、テレビに接続する据え置き型のもの。
携帯機で遊ぶくらいの余裕があれば本も読めただろう。
元々好きではあったが、当時の状態では本当に素晴らしい娯楽だと思った。
目さえ見えていれば、あとは指先を少し動かすだけで楽しめるのだから。
最初は指を動かす事すら、すぐに痺れて痛くなるほど辛かった。
それでもひたすらやり続けた。
好きだから、退屈だから、理由はそれだけではなかったように思う。
現実問題としてそれくらいの事しか出来なかったとは言え、
時間潰しだけでなく、リハビリにもなっていたと思うし、
良くも悪くも現実逃避の良いツールになっていた。
看護師にも研修医にも、ゲームばかり、と何度か言われた。
注意をされていたわけではないのだが、
その度に、なら何をすれば良いのだと苛立った。
彼らには、何をもってしても返せない程の感謝の想いがある事は確かだが、
やはり稀な状況であり、理解してもらえなくて苛立つ事は少なくはなかった。
続く
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