説明員研修会について
(研修時間は3時間半程度です)
岡山・骨髄バンクを支援する会では昨年度は5回のドナー登録会の開催に協力し
161名の方に登録していただきました。
今年度も同程度のドナー登録会の開催を予定しておりますがドナー登録会を行なう
には医師の確保、赤十字血液センターの協力の他に、財団より認定された説明員
が必要となります。
今まで会では説明員研修会に15名(実質13名)が参加し7名が認定されています。
説明員研修会を県や市の担当職員にも受けて欲しいと思っていますが難しいよう
です。
今後献血並行型のドナー登録会などますます説明員が必要になると考えています。
現在の説明員の負担軽減のためにもより多くの方が説明員の認定を受ける事を
望んでいます。
このたび中国・四国代表者事前会議を開催するにあたり説明員研修会も合わせて
開催することになりました。
研修会は原則として8名以上参加がないと行なえないためたびたび開催できるもの
ではありません。骨髄バンクに理解のある方の参加をお願いします。



説明員研修会 2001年7月29日(日)
場所 北ふれあいセンター 4階研修室 
時間  9:00〜12:30

  説明員研修会に参加希望の方は配布資料等の準備が必要なので
  事前に事務局まで参加希望の申し込みをお願いします。
 


 説明員とは骨髄バンクドナー登録会において、登録希望者の受付、理解の程度と意思の
確認、登録要件や必要書類の記入のしかたについて説明を行い、登録手続きを行なう要員
として、審査の上財団より認定証の発行を受けた方をいいます。

説明員の業務
  1. 受付
  2. 登録用ビデオの上映
  3. ドナー登録要件の説明と意思確認
  4. 登録確認書の説明
  5. 取消要件の説明
  6. 申込書記入の説明
  7. 記入事項の確認
  8. 申込書および検体採血伝票の受付欄に署名
  9. ドナーカードの説明・配布
  10. ドナー登録者のプライバシー保護
説明員の資格
  1. 基礎知識セミナーを受講すること。
  2. 説明員養成研修を受講すること。
  3. 登録会に2回以上参加し、実地研修を行なうこと。
  4. 上記研修をすべて終了したのち、推薦人による説明員認定チェックを受け、
     説明員として推薦を受けること。
  5. 説明員として登録会で活動することが可能なこと(年2回以上)。
  6. 所定の研修を終了しても、登録会での活動が難しく、また説明員としての業務を
    十分に行なうことができないと判断される場合は、認定を保留とします。
更新の条件

  説明員の委嘱期間は原則として年度毎の1年間とし、更新を希望する場合は、年度内に
  登録会に2回以上参加し、更新申請書提出のうえ、翌年度の委嘱状を受けることを
  条件とします。 (2001年度は登録会に1回以上参加でも認められます。)


 研修カリキュラム
項   目 所要時間 内      容
1.基礎セミナー 約1時間 骨髄移植の基礎知識
骨髄移植を必要とする病気とは
白血球とHLAについて
ドナー登録から骨髄移植まで
ドナーの適格条件と健康基準
骨髄採取と移植の実際
骨髄バンクとさい帯血バンク
骨髄バンクの現状と課題
ドナー登録データの守秘義務
登録会開催の意義
説明員の役割と資格 等
2.説明員養成研修会
 (説明業務の要点、確認方法等)
約1時間20分 (1)受付業務
 ○登録条件の確認
 ○登録に要する時間の告知
(2)説明業務
 ○登録用ビデオ上映
 ○登録条件の説明
 ○意思確認
 ○検査用採血について
 ○申込書記入のしかた
 ○登録確認書の送付について
 ○登録の取消について
 ○移転、改姓等の変更手続き
(3)登録用紙記入内容の確認
 ○記入もれのチェック
 ○署名の確認
(4)質疑応答
3.ロールプレイング 15分×2回以上
(約45分〜1時間)
講師が見本を示し、その後登録者
と説明員の2人1組に分かれて、
上記手順にしたがい、条件説明、
申込書記入のしかた等を説明す
る。終わったら入れ替えて説明を
行なう。
4.基礎理解度テスト 約30分 記述式のテストを行なう。

お疲れ様でした。以上で研修会は終了です。
あとは実際の登録会にて説明員を経験し、推薦人のチェックを受けて認められれば
財団から説明員の申請書類一式が送られてきます。


実地研修会 登録会参加
×2回以上
ドナー登録会に参加し、実際に説明を行い、
講師(推薦人)のもとでチェックを受ける。
         ※現在は1回以上の登録会での実地研修でも認定されています。


説明員の心得
  • 説明員の基本姿勢は、「会場に来られた善意のドナー希望者を温かく受け入れる
    こと」です。骨髄バンクのことを一から十まで詳しく説明することではありません。
    基本ポイントを押さえた説明と確認が一番大切と心得てください。
  • スマイルと落ち着いた対応で、来所された方々の緊張を解きほぐすことが大切です。
  • 受付や会場内で、仲間内で群れたり、おしゃべりに夢中になるのは厳に謹しむこと。
  • 知らないことを聞かれたら、自分で判断せず必ず責任者(財団職員や地区普及広報
    委員)に聞くこと
  • 健康上の不安がある場合には、かかりつけの医師に相談してからお考えくださいと
    お勧めすること。ただし、強制はしない。
  • 登録を受付けてよいかどうか現場で判断がつかない場合は、「候補者になっても詳
    細な健康診断の結果、提供できない場合があるので、ご承諾ください」と伝えること。
  • 「家族の同意がとれずにコーディネートが中止されることがあるので、登録時に家族
    の同意を得ていない方は、必ず今日登録したことをご家族に伝えてください」と念を
    押すこと。