【はいあっとりーじぇんしー】ハイアットリージェンシー
(固有名詞) <会社裏のカレー屋> 勘違い型

 

W「ここのカレーって、ハイアットリージェンシーのカレーに似てますよね」

K「オレ知らないよ。食べたことないから」

W「あるじゃないですか。組合事務所の向こうの方に」

K「シティホテルのこと?」

W「そうじゃなくて、ほら、裏の。ビーフシチューとかある」

K「それ、シンセリティ(会社の近所の洋食屋)じゃない」

どうやら彼の頭の中で「シンセリティ」はホテル名として分類され言葉にするとき、

その近所にファイルされている 「ハイアットリージェンシー」を呼び出してしまったらしい。


【ばいたいしゃはこうこくとりひきせいどをしろ】媒体社は広告取引制度を白
(動詞) <メーデー> ケアレスミス型

 

*和田哲が作った、メーデーのシュプレヒコール用メモ

正 → 媒体社は広告取引制度を(改善)しろ。

→「改善」をトルツメし、「しろ」を漢字変換してしまったらしい。


【はいっ、だいいちこうこくしゃです】はいっ、第一広告社です

(断定)  <会社> アバウト型

 

和田哲が勤める会社「I&S/BBDO」(アイアンドエス・ビービーディオーと読む)は、

「第一広告社」(和田哲入社時)

     ↓

「I&S」(1986年)

     ↓

「I&S/BBDO」(2000年6月)

と資本構成比の変化とともに名称が変わってきた。

昨年の7月ごろ、外線で和田哲に電話をした。

リーン、リーン。

W「はいっ!ええっと(と少し考えて)『ダイイチコウコ・・』」

K「えっ?」

W「いえ、『ビービーディ・・』、いえ『アイアンドエス・ビービーディオー』です」

おそらく彼の頭の中では、

「あっ、電話だ」→「名前が変わったから間違えないようにしなくっちゃ」→「少なくとも『アイアンドエス』ではないぞ」

という思考過程を経て、もっと以前(最古)の会社名を、頭の中のファイルから引っ張り出してきたものだと思われる。

和田哲にとって「アイアンドエス・ビービーディオー」は難易度が高い社名である。


【はこねさんちゅうほうろうじけん】箱根山中放浪事件
(事件) <箱根山中各所> 要素複合型

箱根山中のセミナーハウスで、全国の広告会社の労働組合の代表が一堂に会して会議を行うことになった。

和田哲は議長である。しかし仕事の関係から、当日やや遅れて参加することになった。

電車を降り、今まさに出ようとするセミナーハウス行きのバスに駆け乗る。

これがその後の不幸の始まりであった。

 

バスは箱根の山の中のウネウネとした道を進む。数十分も乗っただろうか。

彼はふと思った。

「このバス、本当にセミナーハウスに行くんだろうか?」

ムクムクと台頭する不安感。急速に高鳴る動悸。

運転手に聞いてみた。

W「すいません、このバス、○○セミナーハウスの前通りますよね」

運転手「お客さん、○○ハウスに行くの?じゃあこれは行かないよ。もう通り過ぎちゃったけど、ずっと前の停留所で乗り換えなくちゃ」

W「えぇっ、行かないんですか。じゃあ戻りますので、次の停留所で降ろしてください」

彼の頭の中には「しょうがない、タクシーで行くか」という思いがあった。

彼は決断してバスを降りた。逆側の停留所で時刻表を見ると、次のバスまでまだかなりの時間がある。

彼は歩きながらタクシーを捜し始めた。

しかし、この山の中、和田哲に都合がいいタクシーが来るわけがない。

彼は次の停留所を目指しながら、バスとタクシーという二面作戦でとぼとぼ歩き続けた。

この辺りの停留所の間隔は長い。

一時間ほど歩いて、次の停留所に着いた。その間タクシーは一台も通らなかった。

停留所でバスを待つ。

ようやく来たバスに乗ると、

それはさっき自分が乗っていたバス。運転手はさっきの運転手。

終点で折り返したのである。この再会にしばし二人とも驚く

「お客さん、この時間だからもうセミナーハウス行きのバスはないよ」

二月の箱根。外は寒く、すでに暗くなり始めている。

すがるような和田哲

「お客さん、じゃあねこの先にゴルフ場があるんですよ。そこのキャディさんたちがマイクロバスに乗って寮に帰るんだけど

 セミナーハウスの前を通るから、それに乗せてもらったら」

と暖かい申し出。話がだんだんすごい事になってきた

「お願いします」即座に答える和田哲。

親切な運転手さんはゴルフ場前の停留所に着くと、事務所の人に向かって声をかけた。

「ねぇーっ、このお客さんセミナーハウスに行くんだって。悪いけどマイクロに乗せてってもらえないかなぁ」「いいよぉー」

箱根山中で人々の善意が交差する。

何度も頭を下げ、運転手さんにお礼を言い、ゴルフ場の事務所に進む。

「あんたも大変だねぇ。このあたりは最終バスは早いんだよ。でもいいよ、後でマイクロ出すから。

 まあお茶でも飲んで待っててよ。あと一時間もすれば終わるから」

一人ひたすら待つ和田哲。

ようやくキャディさんたちが戻ってきた。

「みなさーん、今日はお客さんが一人います。途中まで乗せてってください」

囲まれる、まだ若い和田哲。

「どっから来たの」「何しに行くの」「何してる人なの」

次から次に発せられる質問に丁寧に答える。寅さん現象が起きる。

数十分ほどして運転手さんが

「和田さん(いつの間にか本名を呼ばれている)、ほらあそこに灯りが見えるでしょ。あそこです、セミナー。じゃあここでいいね」

「みなさん、本当にありがとうございました。運転手さんいくらでしょうか?」

「いいよ、いいよ。要らないよ」

「本当にすみません、ありがとうございます。じゃあ気持ちということで、

 ここに『NHKのゴロンタ劇場のテレホンカード』がありますので、それを皆さんで」

彼はマイクロバスを降りた。

見るとはるか下の方に灯りが見える。

しかし道らしい道はない。彼は灯りを目指して下りて行った。

熊笹が生い茂り、枯れ草が足に絡みつく道なき道。

ようやくのこと彼はセミナーハウスにたどり着いた、顔や手にスリキズを残しながら。

午後の会議はとうに終了し、ちょうど夕食が始まる時だった。

たくさんの教訓を残して、放浪は終わった。

 

【はこねゆもとじけん】箱根湯本事件
(事件) <箱根湯本駅> ケアレスミス型

 

一時期、何処に行くにもカメラを持ち歩いていた和田哲。

彼は両手一杯の荷物を持ち、 首には自慢のα7000を提げ、電車を待っている。

そこに当時の組合委員長の番条さんと園部委員が「哲っちゃん、ちょっと写真撮って」とお願い。

和田哲即座に「ハイッ!」と答えて、そのまま手を胸元のカメラへ…。

哀れ両手の荷物はそのまま地面に落下

「ガッシャン!!」中にはコーヒーメーカーが入っていた。

隣にいた市川、川瀬両名の耳には、今でもその音が残っている。


【はちおうじにたいふうがきた】八王子に台風が来た
(動詞) <酒場から出た所> ケアレスミス型

 

Nさん「今日は大雨になりそうですよ」

W「八王子に台風が来てるらしいですよ」

正 → おそらく八丈島に台風が来ている。


【はやしい】はやしい
(形容詞)  <会社> 複合型

 

話が早い+詳しい=はやしい

→新しい話を早く詳しく知っているの意


【ぱんつまちがいじけん】パンツ間違い事件
(事件) <ニューヨークのホテル> ケアレスミス型

 

国連軍縮会議に、広告労協を代表して参加した折、

関西の組合のYさんのパンツをすっかり自分のものと思い込み、 持ち帰った事件。

Yさんが日本に帰ってきて、関西の執行委員に告白したところから、はじめて和田哲の犯行が発覚した。



【びーかんのほうにきて】B館の方に来て
(命令形)   <コミケ会場> ケアレスミス型

 

コミケ当日、会場に和田哲の部下たちが来てくれることになったが、人が多すぎてなかなか辿り着けず、和田哲の携帯に電話してきた。

W「今どこにいるの。ここはね、B館だからB館の方に来て」

コミケ会場である東京ビッグサイトは「東館」と「西館」しかない(販売ブースは「東館」だった)。

「東館」がいつのまにか「B館」に分類されてしまったらしい。

独自のマップを頭の中に持っている。

彼らがさらに遅れたのは言うまでもない。


【ぴんくじりちおん】ピンクジリチオン
(名詞) <クライアント> 勘違い型

 

「この『ピンクジリチオン』配合って、いったいどんな効果があるんですか?」

正→ジンクピリチオン 「ジンク」と言おうとして「ピンク」と口にしてしまったために、「ピリチオン」が「ジリチオン」になった。

誰もが抱く素朴な質問で、それを担当者に直接問い合わせた勇気には恐れ入るが、惜しかった。



【ふぁいんつみこん】ファインツミコン
(名詞) <クライアント> 勘違い型

 

正 → インファミコン

誤 → ファ 

「トップラップ型」と同じ


【ふぁっくすのかみはこっちからおくるよじけん】

ファックスの紙はこっちからおくるよ事件

(事件) <会社> 勘違い型

 

組合書記局の市川さんと電話で話していた和田哲。

W「この情報を今から組合書記局に送るよ」

I「和田さん、ダメなんです。今ファックスの用紙が切れていて」

W「あっそう、じゃ、こっちから『何も書いてない紙』をファックスするから、それを使って」

I「ええっ?」

気を許して聞くと、「なるほど」と思わせてしまう間違いではある。


【ふぁっくすみながら「ここです、ここです」じけん】

ファックス見ながら「ここです、ここです」事件

(事件) <会社> ケアレスミス型

 

今のようにメールが一般的でない頃の話。当時の情報のヤリトリは専らファックスであった。

あるとき和田哲は電話をかけ相手とヤリトリしたファックスを見ながら

「そこじゃないんです。ここです、ここです」と赤色ボールペンでしきりに○印を書いている。

で、電話なのに・・・。勢いだけは伝わったようだが。


【ぶらいあんはいんたーんしっぷ】ブライアンはインターンシップ

(発言) <BBDOユニバーシティ> ケアレスミス型

 

とても若く見えるアメリカ人のストラテジック部門の執行役員(要はエライ人)に対して。

W「キミがインターンシップ(学生の身分で卒業前に実際の企業ではたらく制度。アメリカの大学では一般的)でウチに入った人なの?

  いつ入ったの?私は和田です。よろしく」

陽気なブライアン氏、流暢な日本語で「はい、7月1日に入社しました。よろしくお願いします」

グローバルスタンダードなどというが、基本は人間性であることを証明するような話。


【ぷろれすせいぎょしつ】プロレス制御室
(名詞) <小々馬君結婚式> 勘違い型

 

小々馬君の結婚披露宴の司会をした和田哲。

新婦の主賓の紹介で、同氏の部署名「N株式会社システムエンジニアリング開発局プロセス制御室○○様」を

「〜システムエンジニアリング開発局プロレス制御室」と読み上げる。

場内大爆笑で、逆にそれ以降「何でもありの状態」となり、好結果 を生む。



【ぼうぎんこうみすてりーじけん】某銀行ミステリー事件
(事件) <某銀行> ケアレスミス型

 

CD機が今のようなタイプではなかったころの話。

ある日、某銀行でお金をおろそうとした和田哲。

(1)40,000円と押したら伝票に35,000円と表示され、お金が出てこない。

(2)35,000円しか入ってなかったんだと思って30,000円を押すと、今度は25,000円と表示され、お金が出てこない。

(3)不思議だと思いつつ今度は20,000円を押すと15,000円と表示され、お金が出てこない。残高がきれいに減っていくのである。
   このままでは貯金がなくなってしまう。

(4)危惧した彼は行員を呼び、彼の立会のもと10,000円と押した。すると5,000円と表示されお金が出てこない。
   行員も驚き、「ちょっと調べてきます」

(5)一人残った和田哲は、何気なく打ち出された伝票を見る。と、そこには5,000円フソクとあった。

(6)つまり、そもそも彼の口座には5,000円しかなく、彼の要求金額との差が不足として表示されていたのであった。

 

残金  指定額  不足額

5,000−40,000=−35,000

5,000−30,000=−25,000

5,000−20,000=−15,000

 

(7)戻ってきた行員に対し気まずい思いをしたのは、推して知るべしである。


【ぽたて】ポタテ(?)
(名詞) <太平洋というレストラン> 組み合わせ型

 

大城さんと上條、飯岡、そして和田哲の4人で、和田哲の結婚式のパーティーの打合せをしているとき。

やや緊張気味の和田クン。

店の人「何になさいますか?」

W「ちょっと待ってください…えっと。ポタテ…ください」

店の人と私達「ええッ?」

→ポタージュスープ+ホタテ(?)

          ポテト(?)

いずれにしてもこれらのワードらしい。


【ほっとかたをおろした】ほっと肩をおろした
(動詞) <関東地協> 組み合わせ型

「江草さんがやってくれるんで、ほっと肩をおろしました」

→ちょっと聞くと脱臼のようにも聞こえるが、おそらく「ほっと胸をなでおろす+肩の荷がおりた」


【ぼりぼりにしないときこえませんよ】ボリボリにしないと聞こえませんよ
(分類不能) <レストラン> 短縮型

 

「そのラジオ、ボリボリにしないと聞こえませんよ」

→そのラジオはュームをギにしないと聞こえませんよ。

ボリボリ


【ぼんご、とんが、こんが】ボンゴ、トンガ、コンガ
(名詞) <ヒロシマ・ナガサキ壮行会> 勘違い型

 

「次はボンゴ、トンガ、コンガです。皆さん拍手!」

→一見すると「ボンゴ」であるが、よく見ると「コンガ」であったため、コンガと言おうとして「トンガ」と言ってしまったらしい。