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2003.8.3
省庁交渉 省庁交渉の記録


2002年度

 ⇒経済産業省の回答と質疑はこちら(PDFファイル)

経済産業省

2003年9月5日(金)13:00 〜14:00


アスベストの全面禁止の実現及び抜本的な既存アスベスト・健康影響対策の確立に向けた要請



経済産業省要請事項

1. 全省共通項目


@ 厚生労働省「石綿の代替化等検討委員会報告書」に関する、貴省の認識をお聞かせいただきたい。
A 厚生労働省の、労働安全衛生法施行令の一部を改正する政令案に関する、貴省の認識をお聞かせいただきたい。
B 要請書まえがきで述べた、労働安全衛生法施行令の一部を改正する政令案に対する石綿対策全国連絡会議絡会議の意見(別添)に関する、貴省の認識をお聞かせいただきたい。
C アスベスト禁止の導入に関して、貴省のいずれかの部局において、関係業界(建材メーカー、ゼネコン、設計業者、施工業者、解体業者等)から何らかの意見・要請が寄せられたり、話し合いを行ったり、または働きかけていることがあれば、お聞かせいただきたい。
D 現行のアスベスト含有建材対策が十分か、貴省のお考えをお聞かせいただきたい。
E 全アスベスト含有製品の製造と流通に関する調査を製造会社が行うこと、国が責任を持って実施するよう監督指導することに関して、貴省のお考えをお聞かせいただきたい。
F アスベスト対策は、省庁が垣根を越えて協力する必要のある課題であるが、既存アスベスト対策に関して、省庁連絡会議を行う必要があるか、貴省のお考えをお聞かせいただきたい。

2. アスベスト製品の使用・輸入及び代替化等の状況


@ 2002年度以降のアスベストの自主的使用中止の動きについて、把握されていることがあればお聞かせいただきたい。貴省が昨年度実施された「石綿製品についての調査表」の調査結果を公表されたい。調査の際のアンケート、ヒアリングの対象となった、石綿製品のメーカー、ユーザー団体等のリストを提供されたい。あわせて、アスベスト輸入量の今後の見通しについてもお聞かせいただきたい。
A アスベスト含有建材の代替化、低減化について、製品別に、状況及び貴省の方針をお聞かせいただきたい。
B 建材以外のアスベスト含有製品(とくにジョイントシートやシール材及び電気絶縁板等)について、製品別に、代替化、低減化の状況及び貴省の方針をお聞かせいただきたい。
C 窯業建材統計による、波形スレート、石綿セメント板、ジョイントシード、自動車ブレーキ・ライニング、その他用ブレーキ・ライニング、その他の石綿製品の平成13年の生産量について示していただきたい。
D 貿易統計の「6811 石綿セメント製品、セルロースファイバーセメント製品その他これらに類する製品」、「6812 6811・6813以外の石綿製品」、「6812.70-000 ジョイント用の圧縮した石綿繊維(シート状又はロール状のものに限る)」、「6812.90-000 その他のもの」、「6813 ブレーキ・クラッチ用等の摩擦材料及びその製品」、のうちにアスベスト含有製品が占める割合とその実態について、今後「石綿製品についての調査表」の対象とされたい。その点での貴省のお考えをうかがいたい。
E すべてのアスベスト含有製品の輸出入禁止のために、イニシアティブを発揮されたい。
F 禁止の導入を前提とした、迅速な代替化ないし業種転換の支援助成が必要と考えるが、いかがお考えかお聞かせいただきたい。
G 貴省が毎年行っている石綿代替化の見通しについてのアンケート調査は、平成13年度分は行われたかどうかお聞かせいただきたい。行われていれば調査結果をお聞かせいただきたい。
H 国内のジョイントシート、及びガスケット工場はどこにどれだけあって、どのくらい製造しているのか実態を一覧表でお示しいただきたい。
I 厚生労働省「石綿の代替化等検討委員会報告書」では、「第6部 代替化の促進について」で、「…石綿製品を取り扱う企業及びそれらの業界団体に対し、円滑な代替化推進に向けて、きめ細かな情報提供をはじめとした相談援助・支援を行うことが必要である」、「石綿製品メーカー及びユーザーにおける代替化推進状況をフォローアップするとともに、石綿及び石綿製品の代替可能性を明らかにすること等により、石綿製品メーカー及びユーザーにおける代替化の促進を図ることが重要である」とされていた。ここであげられている、円滑な代替化推進に向けたきめ細かな情報提供、その他の相談援助・支援、代替化推進状況のフォローアップ、石綿及び石綿製品の代替可能性を明らかにすること、代替化の促進を図ること等に関して、今後、貴省で取り組む予定としている内容を具体的に示されたい
J 石綿の全面的な禁止の方向性が示される中で、社団法人日本石綿協会の所管官庁として、同協会の定款の目的部分の変更の必要性について、どのように考えているか、お聞かせいただきたい。(社団法人日本石綿協会定款 第2条「本会は、石綿及びその代替物並びにそれらを原材料とする工業製品(以下「石綿製品」という。)の品質・性状に関する基礎的な研究の推進とその成果の普及を通じて石綿製品の原材料の確保と石綿製品の健全な生産、流通及び利用消費を図るとともに安全衛生の向上に資し、もって国民経済の発展に寄与することを目的とする。」)
K 社団法人日本石綿協会の会員が同協会を脱退することにより、製造企業等が保有している石綿含有製品についての情報が得にくい状況になるという問題について、貴省はどのように考えているか、お聞かせいただきたい。
L 過去や現在に石綿含有製品を製造してきた企業等(主に、代替化についてのアンケートやヒアリングを行った企業等)に対して、製造していた石綿含有製品の製品名と製造期間、アスベストの種類、含有率等についての情報提供を貴省から求めることにことについてどのように考えるか、お聞かせいただきたい。さらにそのような取り組みを、社団法人日本石綿協会や、石綿対策全国連絡会議絡会議等のNPO、またはその協議体に依頼することについてどのように考えるか、お聞かせいただきたい。




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