練馬区長 志村豊志郎様 学校アスベストに関する緊急の追加対策を求める要望書 2003年8月26日 アスベスト根絶ネットワーク 永倉冬史 アスベスト被害をなくす会・練馬 神津真久 先日実施されたアスベスト問題の専門家チームによる調査レポート(以下、専門家レポート)をふまえ、学校アスベストに関する以下の追加対策を至急、実施されるよう要望します。 1. 保護者あてに配布する予定の文書中「通常の使用には問題ない」とする記載、ならびに学校長宛の通知中、「使用に特に問題はない」という記載については、訂正すること。同通知中の劣化状況に関する記載については不適切であるので撤回すること。 2. 区による大気環境中の濃度測定が未実施の教室が多数あること、調査自体が限界を持ったものであることをふまえ、早急に、専門家レポートの提案を参考に再調査、拡充調査を実施すること。 3. 学校アスベストの全面除去に向けた対応を加速させること。具体的には、 l 9月議会において、今後の撤去計画を明らかにすること l 次年度を待たず、可能な限り今年度から撤去を進めること。また、即時撤去が困難な教室等については、アスベスト吹き付けのない教室への振り替えなど、子どもたちの暴露リスクを最低限に抑えるための対応策を早急に実施すること 4. 緊急校長会等で学校長に対する情報提供と認識の共有化をはかるとともに、新学期の保護者会等で、保護者に対する説明を十分に行うこと。 5. 学校以外の区立施設の吹き付けアスベストについても、除去を急ぐとともに、天井に触れないなど当面の施設利用に関して適切な指導を行うこと。 6. 当該校の卒業生、職員を含め、アスベストによる健康リスクを評価し、今後のアスベスト対策を適切な形で進めるために、区の担当部局ならびに専門家、保護者などからなる検討チームを設けること。 以上
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